第37回日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会人間と生物圏(MAB)計画分科会議事要録

1.日時

平成28年12月22日(木曜日)10時00分~12時00分

2.場所

文部科学省3階 3F3特別会議室

3.出席者

(委員)
礒田博子(主査、国内委員)、立川康人(国内委員)、伊藤元己、岩熊敏夫、鬼頭秀一、佐藤哲、服部保、馬場繁幸、正木隆、松田裕之
(関係省庁)
外務省、農林水産省、林野庁、水産庁、国土交通省、環境省関係官
(文部科学省(事務局))
森本国際統括官、匂坂国際課長、福田国際戦略企画官、本岡ユネスコ協力官、その他関係官

4.議事要録

【礒田主査】  おはようございます。本日は、御多忙のところ御出席いただきありがとうございます。
定刻になりましたので、事務局は定足数の確認をお願いいたします。
【本岡ユネスコ協力官】  本日は、出席の委員が現在8名で、委員の過半数7名以上でございますので、定足数を満たしてございます。
【礒田主査】  それでは、ただいまから第37回MAB計画分科会を開催します。
本日の議事のうち議題2、平成29年ユネスコエコパーク申請に関しましては、公開することにより、当事者又は第三者の権利、利益や公共の利益を害するおそれがあると認めますので、日本ユネスコ国内委員会の会議の公開手続第1項に基づき非公開とさせていただきます。非公開の部分を除いて、御発言は議事録として、そのままホームページ等で公開されますので、御承知おきください。
続きまして、事務局から配付資料の確認をお願いします。
(事務局より配付資料について確認)
【礒田主査】  それでは、議題1に入ります。本年10月4日から15日に、第200回ユネスコ執行委員会がパリのユネスコ本部で開催され、日本からは、福田国際戦略企画官が出席されました。執行委員会の概要について、福田国際戦略企画官から御報告をお願いしたいと思います。
【福田国際戦略企画官】  失礼いたします。資料2でございます。表と裏にございます。この執行委員会でございますけれども、ユネスコ、教育や科学、文化の幅広い分野を所管しておりますので、様々な議論がなされたわけでありますけれども、その中で特にMABに関するものの2つについて御報告申し上げたいと思います。
1点目がこの(1)にありますけれども、MAB戦略及び関連のリマ行動計画の実施に関する進捗報告ということでございまして、御承知のとおり、本年3月のリマでの会議で、このMAB戦略及びリマ行動計画が採択されたわけでございますけれども、現在、これを踏まえ、各国において、更にこのMABを推進していこうというような取組がなされているところでございます。
そういった状況に関する進捗報告ということでございまして、事務局の方でそういった把握している状況及び執行委員の我が国を含め、各国からもその状況についての報告というものがございました。この下に、「決議としては」ということで書かれておりますけれども、特段新しいことをここで決めたということではございませんけれども、引き続きその効果的な実施を奨励し、そしてまた、ユネスコの事務局としても、この次回のユネスコ総会、これは来年ございますけれども、その際に改めてこの進捗を報告することが決議されたということでございます。これが(1)でございます。
次に、裏をめくっていただきまして、(2)でございます。前回の分科会でも少し意見交換をしていただきましたけれども、このエコパーク及びそれ以外の様々な関連する取組をいかにシナジーを図っていくかということでございますけれども、それに関する議論というのがこの執行委員会の中でもなされたということでございます。
具体的には、ここに記載されておりますけれども、この世界遺産、特に自然遺産ですね。あるいはラムサール条約、あるいはジオパーク、そういった登録地域という点では共通する側面があるわけでございますけれども、そういった取組をいかに連携あるいはシナジーを図っていくかというようなことでございます。
この1ポツ、2ポツ、3ポツとありますけれども、関係者の間でいろいろな議論というのもなされているようでありますし、特にこの3ポツのところですけれども、その専門家の連絡グループというものが創設されているということのようでございます。
下の参考のところにもございますけれども、御承知のとおり、国内のサイトの中でも複数の登録を受けている地域というものもあるわけでございます。各国からも様々な意見というものがございましたけれども、この点については引き続き議論していくことが重要であるというようなことでございまして、この決議の中で、この戦略及びアクションプランについての文書を提出するよう求めることとされたというようにございます。
なお、議論の中では、実際ここで言う専門家連絡グループというのがどのような議論を行っているのかということに関して、各国からかなり質問がございましたけれども、ユネスコ側の説明によれば、現時点でまだそれほど進捗はしているわけではないということのようでございます。
したがって、まずはその検討を進めて、その上で何を今後、執行委員会として議論していくかを明確にすることが必要だというような議論がなされたというように承知しております。以上でございます。
【礒田主査】  ありがとうございました。ただいまの説明について御質問等ありましたらお願いいたします。
ほかに特に御質問等ございませんでしたら、本議題は以上といたします。
それでは、議題2については、非公開となりますので、報道関係者及び傍聴者の方々は退室をお願いいたします。

<議題2.平成29年ユネスコエコパーク申請について>
平成29年ユネスコエコパーク申請地域について議論を行った。


---------------了--------------

お問合せ先

国際統括官付