日本ユネスコ国内委員会第509回運営小委員会議事録

1.日時

令和3年9月15日(水曜日)13時40分~14時00分

2.場所

文部科学省12階国際課応接室
対面とオンラインのハイブリッド形式での開催

3.出席者

〔委員〕
大枝委員、小長谷委員、佐藤委員、杉村委員、立川委員、羽田委員、濵口委員、細谷委員、見上委員
〔事務局〕
田口事務総長(文部科学省国際統括官)
町田副事務総長(同省文部科学戦略官)
石田事務局次長(同省国際統括官付国際戦略企画官)、堀尾事務総長補佐(同省国際統括官付国際統括官補佐)、その他関係官

4.議事録

【濵口委員長】  それでは、お揃いになりましたので開始させていただきます。
 本日は、御多忙中にもかかわらずお集まりいただきまして、ありがとうございます。また、あいにくの状況でございまして、オンラインとリアルで開催させていただきます。
 まず、開催前に、事務局に定足数の確認と異動の報告をお願いいたします。
【堀尾補佐】  本日は、委員10名、全員御出席いただいておりますので、定足数を満たしております。
 また、本年4月1日付で、町田大輔文部科学戦略官、日本ユネスコ国内委員会副事務総長、そして、瀬戸理恵ユネスコ第一係長が着任しておりますので、よろしくお願いいたします。
【濵口委員長】  ありがとうございます。
 それでは、ただいまから第509回日本ユネスコ国内委員会運営小委員会を開催いたします。
 本小委員会においては、国内委員会総会の前に、進行や議論の方向性について確認させていただくことになっております。
 それでは、まず事務局から、本日の総会の進め方等について説明をお願いいたします。
【石田企画官】  事務局、石田でございます。本日もよろしくお願いいたします。
 それでは、資料1を御覧いただければと思います。毎回でございますけれども、この後行われるユネスコ国内委員会の総会の議事について確認していただければと存じます。
 資料1の上半分に本日の議題が掲載されておりますけれども、大きく分けて4つございます。
 1つ目は最近のユネスコ関係の動きについてということで、これは主に国際的なユネスコに関係する動きについて御報告させていただく形になります。この中で、例えば大きな話題としては、アフガニスタンとか、大きく動いている状況についての御説明等をさせていただく形になります。
 2つ目の議題でございますけれども、我が国におけるユネスコ活動の現状と今後の取組の在り方についてということで、こちらは主に国内におけるユネスコ活動についての議題となります。
 まず、各専門小委員会の委員長の皆様から報告していただきまして、それを受けて、日本ユネスコ加盟70周年ということで、3月の総会でもこの話をさせていただきましたけれども、その後の進展と、これから、特に若者によるユネスコ国内委員会をつくってはどうかというようなお話をさせていただきましたけれども、その枠組みについて御議論いただきたいと考えております。
 3番目でございますけれども、建議のフォローアップ状況等についてということで、令和元年にいただきました建議について、各建議の項目に基づいた状況と今後の予定について整理したものを説明するとともに、特に建議で指摘されていた内容について、よい取組をされている方々からヒアリングを予定しておりまして、1つは福島県の只見町でございまして、ユネスコエコパークとユネスコスクールが横の連携をしっかりやっているという事例がございますので、そういったところからのお話を伺おうということ。
 それから、国際的には、国連大学とユネスコスクールの関わりというのもできるのではないかというようなお話を頂いておりましたので、国連大学の取組を山口委員からお話しいただくことを考えております。
 3番目の議題でございますけれども、第41回ユネスコ総会についてということで、今年はユネスコ本部で行われる2年に1回の総会の年でございますので、これについての答申案を御議論いただくということで、各小委員会でもある程度議論いただいておりますけれども、今回はそれをまとめた形でお示しいたしまして、それについて、さらに御意見、コメントを頂いて、ブラッシュアップしていきたいと考えております。
 最後ですけれども、ユネスコ国内委員会の構成についてということで、12月1日から新しく入られる新規の委員の方について御説明させていただくことになります。これについては、後でこちらでも御説明させていただきます。
 以上となります。
【濵口委員長】  ありがとうございました。
 本日の進め方について、委員の皆様から、御意見、御質問等がございましたらお願いいたします。
いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 今日は議題満載の状態になっておりますので、きちんと時間内に結論を得るように頑張りたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 御意見がございませんようでしたら、続きまして、議題の2に入りたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 議題の2は、今後の日本ユネスコ国内委員会の活動についてであります。
 まず事務局から、本件に関して説明をお願いいたします。
【石田企画官】  通常、運営小委員会では、今申し上げた総会の議事の確認が中心になるわけですけれども、せっかく委員がお集まりでございますので、次世代ユネスコ国内委員会についてこの場でもお伺いしたいということで、お時間を頂きました。
 資料2を御覧いただければと思います。次世代ユネスコ国内委員会(仮称)についてというもので、総会でも御説明させていただきますけれども、3月の総会でお話をさせていただいた若者によるユネスコ活動について議論をする場を具体的に作っていこうということで、今、準備をしているところでございます。
 ユネスコ国内活動に関するネットワークを強化することとか、あるいは、若者の声をユネスコ活動につなげていくということ、それから、特に国際会議で若者の声を聞くという場がかなり増えておりますので、そういったところにきちんと日本の若者からの意見が出ていくようなルートを作る、こういった考えを持って、国内委員会を次世代版で作りたいということで準備をしております。
 構成委員ですけれども、今まさに募集しておるところでございまして、13日までで締め切らせていただきました。原則30歳未満の者、国際的な視野を持って、ユネスコ関係の取組をやっておられる方ということで、幅広く募集させていただきました。20人ぐらいということで考えておりますが、158名程度の応募があって、かなり大勢の方が手を挙げてくださいましたので、これから絞っていかなければいけないんですけれども、こういったやる気のある、ユネスコに関心ある若者に集まっていただけるという段取りが、今整いつつあるところでございます。
 総会でもお伺いしようと思っていますが、主な活動内容でこういうことを期待していますというようなお話が頂ければと思っております。ある程度、若者が自分で考えて、こういうことをやりますと自立的にやっていく部分も当然あろうと思いますけれども、立ち上げるに当たって、こういうことがいいのではないかという希望について少し意見をもらいたい、こういう趣旨でございます。
 主な活動内容ですけれども、今考えておりますのは、そもそも、SDGsとか地球規模の課題についてどう考えていくかといった問題もありますし、それから、今申し上げましたけれども、ユネスコの各分野で、何らかの方針を決めるに当たって、若者の声を聞くというセッションを設けることが結構多くなっておりますので、こういったものへの対応とか、あるいは、総会はなかなかインパーソンでできるかどうか、かなり難しい状況ではございますけれども、ユネスコ本部で行われる会合などの場を利用して、若者によるサイドイベントのようなものを企画したらどうかとか、アイデアとしてはいろいろございますけれども、こういったものを作るに当たって、こうすればいいのではないかというアイデアを頂ければと考えております。
 主な日程ですが、今、人数をちょっと絞り込まなければいけませんけれども、できれば10月中旬までに行いまして、10月中旬から動き出し、11月の総会時には何らかの形で対応していきたいと思っております。3月末までのいずれかの段階で、ユネスコの本部に派遣して、イベント等を企画する、あるいは世界の若者と話し合ってもらうような場をつくる、こういったことができればいいなと考えておるところでございますので、もしコメントがありましたら、総会の場では時間も限られておりますので、御発言しにくいところもあろうかと思いますので、ここの場で、御意見等があればいただければと思っております。
 以上でございます。
【濵口委員長】  ありがとうございます。
 ただいまの説明に関して、御意見、御質問がございましたら、挙手ボタンを押していただけますと幸いですが、いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 どうぞ、細谷先生、お願いします。
【細谷委員】  すいません。今、若者の会議について伺ったのと関連してちょっと伺いたいんですけど、総会がまだインパーソンで行われるのかどうかの日程だとおっしゃったと思うんですけど、この執行委員会もまだ未定ですか。オンラインかインパーソンかどっちか一つというのではなくて、最近は両方選択式にするというのが趨勢かなと思っているんですけど、本部からまだ何も聞こえてきませんか。
【石田企画官】  事務局でございますけれども、正式に決まっているわけではないと聞いておりますが、執行委員会も、基本的にはオンラインでやるということがまだ決まっておりません。
【堀尾補佐】  まだ決まっていない状況ですが、ハイブリッドについては、参加国の平等性を確保する、代表部がパリにある国とない国があるので、そういったところの参加の平等性を確保するという観点からハイブリッドはなし、オンラインか、もしくは対面かというところは議論されているようですけれども、どちらにするかというのは、まだ議論の最中と伺っております。
【細谷委員】  ありがとうございました。
【濵口委員長】  よろしいでしょうか。
 ほか、御意見はございますでしょうか。
 次世代ユネスコ国内委員会は、大変、好評なような反応でございます。
【田口統括官】  まだ始まっていないんですけど。
【濵口委員長】  見上先生、では、お願いします。
【見上委員】  ありがとうございます。アイデアではないんですが、次世代ユネスコ国内委員会につきまして述べたいと思いますが、ちょうど来年から、高等学校の新しい学習指導要領が本格実施になります。その中にESDが盛り込まれていまして、総合的な探究の時間というのができまして、ESD、SDGs、さらにはユネスコにかなり関心を持つ学校も出てまいりましたので、普及活動の面ではちょうどタイムリーなので、高等学校に関係あるメンバーと力を合わせて、また、若者たちが元気になるように頑張りたいと思います。
 以上、感想を申し上げました。
【濵口委員長】  ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 杉村先生、はい、お願いします。
【杉村委員】  ありがとうございます。杉村でございます。
 すばらしい御発案、ありがとうございました。今、見上先生からの御指摘もあったとおり、ESDのロードマップではユースというのが大きな優先項目の一つに挙がっているかと思いますので、とても時期を得た、いい御提案だと思います。
 1つ、動かし方ですけれども、こうやって選んでいただいた若者メンバーですが、どういうマネジメントになるでしょうか。親委員会や、ユネスコ国内委員会との関係も含めて、どんな運営体制になるのか、特にこちらから提案や助言があるわけではないのですけれども、もしお考えがありましたらと思いました。
【濵口委員長】  いかがでしょうか。
【石田企画官】  そうですね。どう運営していくかということは、集まった若者の構成とかにもよると思います。ある程度、自分たちで議論を進められるとか、あるいは提案をまとめられるというメンバーであれば、その意見をまとめて、ユネスコ国内委員会に報告してもらうとか、意見を言ってもらうというようなやり方もあり得るかと思いますし、その辺りは、実際に選ばれた方々の構成によって、これから考えていきたいとは思っておりますけれども、やる気があって、こうやって手を挙げてくれる人たちでもありますし、我々、これまで若者で関心がある人と直接のコンタクトというのはなかなか取れない状況ではございましたので、国内委員会の事務局として、そういう人たちをうまく体系化、組織化して、しっかりと確保していきたいと思っておりますけれども、どう運営するかということについては、これから検討したいと思っております。
【杉村委員】  ありがとうございました。
【濵口委員長】  御意見を賜れればと思います。
【田口統括官】  私の考え、よろしゅうございますか。
【濵口委員長】  はい、どうぞ。
【田口統括官】  おおむね石田が言ったとおりだと思いますが、逆にあまりインストラクションとか、ガイドラインとか、最初は出さないほうがいいのではないかと思うんです。まず、ある程度、フリーでディスカッションしてもらって、それを見ながら、必要に応じて提案を出していくという形がいいのかなと思ってございます。
 ただ、その前提として、今、候補者が150人集まっていますので、これをどう選ぶかということについては、改めて委員の方に、御相談をメールでさせていただくことがあるかもしれません。
 以上でございます。
【濵口委員長】  よろしくお願いいたします。
【杉村委員】  はい、分かりました。
【濵口委員長】  細谷先生、お願いいたします。
【細谷委員】  すいません、再度の発言で。1つ、提案のようなことですけど、20人という枠は結構限定的で、多分、実際に行ってユネスコを見てくるということを想定されてのことでもあると思うんですけど、他方で、せっかくやる気のある若者150人からの応募者があった。だから、20人から外れた人も、オンライン参加の手もありますし、何かの形で関心をつないでいってもらえるように、ユネスコのような国際機関で働いてみたいと思う若い人たちをぜひつなぎとめるという意味でも、考えていただけたらなと思います。
【濵口委員長】  ありがとうございます。
【田口統括官】  20人は運営小委員会ですかね。
【濵口委員長】  確かに。
【石田企画官】  ありがとうございます。今、なるほどと思いました。統括官と、20人はまさにこの運営小委員会みたいなもので、150人全員がユネスコのことを考えてくれると、こういうふうにうまく組立てていきたいなと思いましたので、工夫してみたいと思います。
【濵口委員長】  ほかはいかがでしょう。よろしいでしょうか。
 それでは、よろしければ、議題の3に移りたいと思います。
 議題の3は、日本ユネスコ国内委員会の構成についてでございます。
 ここからは国内委員会委員の人事に関する事項について審議するため、会議の議事を非公開とします。


―― 了 ――

 

 

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