資料4-1 日本のユネスコ活動における今後の事業展開の方向性について

1. 持続可能な開発目標(SDGs)への貢献

(1) 基本的な方針
各事業において、よりSDGsの達成に向けた貢献を意識した事業展開を行う。


(2)今後の取組例
○ ユネスコエコパークやユネスコ世界ジオパークの認定地域に対し、SDGsの理解促進を促し、既存の活動がどのようなSDGsに貢献しうるのかを明確にした取組を推奨する。(例:ジオパーク活動の防災への貢献を発信)
○ 日本の信託基金によりユネスコが実施する事業において、当該事業がどのようにSDGsに貢献するかを明確にする。
○ 複数の事業間の連携を通じた、共通するSDGs達成に資する協力事業を推進する。
(例:事業間連携モデルづくり:科学事業におけるシナジーをもたらす活動の推進)

2. サステイナビリティ・サイエンス・アプローチの普及

(1) 基本的な方針
サステイナビリティ・サイエンスのアプローチがSDGsの達成に貢献できるという認識の下、ユネスコ事業及び国内ユネスコ活動における本アプローチの浸透を図る。


(2)今後の取組例
○ サステイナビリティ・サイエンスというアプローチを浸透させるため、サステイナビリティ・サイエンスのガイドラインの周知を図る。
○ サステイナビリティ・サイエンスのアプローチをとる端緒としての分野間の連携を図るため、多様なステークホルダーが接点を持つような場を積極的に設定する。(例:ユネスコエコパークとユネスコ世界ジオパークとの事業間連携の促進)
○ ユネスコに対し、今後の事業展開においてサステイナビリティ・サイエンスの観点を取り込むよう要請する。

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