資料4 ユネスコ加盟に係る周年行事について

令和2年6月  
国際統括官付  

1.ユネスコ加盟50周年に際して

(1)「ユネスコ加盟50周年記念式典」の開催

 標記式典が、文部科学省、外務省及び日本ユネスコ国内委員会の主催により、7月2日、文部科学省分館虎ノ門ホールで、皇太子同妃両殿下をお迎えして開催された。政府関係者、国会議員、日本ユネスコ国内委員会関係、地方自治体・ユネスコ活動関係団体等約700名が参列した。
 式典では、文部科学大臣、外務大臣及び日本ユネスコ国内委員会会長の式辞の後、皇太子殿下からのおことばがあり、さらに、内閣総理大臣及び松浦ユネスコ事務局長からの祝辞があった。
 その他、世界遺産認定書(琉球王国のグスク及び関連遺産群)が松浦事務局長から稲嶺沖縄県知事に、人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言認証状が佐々木文化庁長官から金春惣右衛門社団法人日本能楽会会長に手渡された。
 また、総務大臣から日本ユネスコ国内委員会会長に対し、ユネスコ加盟50周年記念切手の初版切手の贈呈が行われた。
 このほか、磯村尚徳パリ日本文化会館館長による「ユネスコ加盟半世紀の軌跡―その果たした役割と今後の課題-」をテーマとした記念講演会及び無形遺産傑作として宣言された能楽の公演が行われた。

(2)ユネスコ加盟50周年記念郵便切手の発行

 標記切手が7月2日に発行された。

(3)ユネスコ加盟50周年記念国際シンポジウム「21世紀の子どもたちに何を伝えるか」

 標記シンポジウムが、国立教育政策研究所、ユネスコ、文部科学省、日本ユネスコ国内委員会の主催により、7月3日学術総合センター一橋記念講堂で開催され、460名が出席した。
 シンポジウムでは、松浦ユネスコ事務局長の基調講演に引き続き、磯村尚徳パリ日本文化会館館長の司会により、7人のパネリストが(i)人類が共通して分かち合える価値観、(ii)地球の環境保全、(iii)教育、資源や機会へ平等なアクセス、(iv)科学技術に求められる倫理、(v)アイデンティティと文化の多様性、(vi)世界の恒久的平和の実現について発表・討論した。

(4)各地のユネスコ協会等50周年記念行事

 日本各地のユネスコ協会において我が国のユネスコ加盟50周年あるいは協会創立50周年を記念する事業が数多く開催され、国内委員会として、開会式への出席、祝辞の寄稿、祝電の発信等を行った。

2.ユネスコ加盟60周年に際して

(1)第67回日本ユネスコ運動全国大会in富山におけるユネスコ事務次長の招請

 平成23年5月28~29日に、標記大会が富山県富山市にて、「持続可能な社会の実現に向けて-真の豊かさとは?地球市民として出来ること-」をテーマに開催された(日本ユネスコ協会連盟主催)。開会に際して、藤嶋信夫文部科学省国際統括官が挨拶を行ったほか、基調講演やパネルディスカッションを通して、平和で持続可能な社会を築くためのユネスコ活動のあり方を考えるとともに、市民へのユネスコ活動の周知を行った。
 なお、同大会ではわが国のユネスコ加盟60周年を記念し、来賓にユネスコ本部よりゲタチュー・エンギダ事務次長を迎えた。また、松浦晃一郎前ユネスコ事務局長による基調講演が行われた。

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