タイ・韓国におけるユネスコスクールのメカニズム

1 タイにおける「姉妹校プロジェクト」の取組について

  • 2013年6月現在、タイ国内のユネスコスクールは153校。
  • 1996年、シリントーン王女が進める農村地域での学校支援プロジェクト等について、財政的・教育的支援が不足しているとの相談を受け、ユネスコバンコク事務所は、「姉妹校プロジェクト」として、ユネスコスクールがナン州の小学校を支援することを提案。
  • 「姉妹校プロジェクト」が始まった当初、ユネスコスクール12校が22校を支援していたが、現在ではユネスコスクール64校が131校を支援している。
  • 「姉妹校プロジェクト」では、学校訪問、教員の訓練、ユースキャンプの開催、必要物品の寄付、教室の建築等を行っている。
  • 今後、シリントーン王女60歳の誕生日(2015年)までに、更に多くのユネスコスクールが農村地域の500校に対して財政的・教育的支援をすることを目標としている。
    (出典:タイユネスコ国内委員会資料等)

2 韓国におけるユネスコスクール加入方法と手続きについて

  • 韓国国内のユネスコスクールは134校。うち、ユネスコに承認された国際ユネスコスクールは59校(2012年)。
  • 1次:ASPnetへの新規加入申請書を提出(ユネスコ韓国委員会)/毎年4~5月
  • 2次:学校の現場活動、ユネスコ教員研修に参加(ASPnet担当教師1人)
  • 3次:ASPnet担当者が学校訪問&校長、担当教師と面談/10~11月
  • 4次:最終的に加入承認事実を発表/12月(国内加入証と看板を授与)
  • 5次:ASPnetの加入校として活動/加入承認は翌年(国内ASPnetに加入)
  • 国内ネットワークに加入した後、3年間の活動を評価して国際ネットワークへの加入を申請
  • 2007年以降、2年連続して活動のない学校は除名(2007年から2011年の除名校数 44校)
    (出典:韓国ユネスコ国内委員会資料等)

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