平成17年度学校基本調査　調査結果の概要（高等教育機関）　卒業後の状況調査　4高等専門学校卒業者

　高等専門学校卒業者

（1）

卒業者数

　平成17年3月に高等専門学校を卒業した者は1万人（男子8千人、女子2千人）で、前年とほぼ同数である。
　これを設置者別にみると、国立8千9百人、公立8百人、私立4百人となっている。

（2）

卒業者の進路（表19、図16）

　卒業者の進路別内訳は「大学等への進学者」4千1百人（全卒業者数の40.9パーセント）、「就職者」（就職し、かつ進学した者を除く。）5千4百人（同53.8パーセント）、「左記以外の者」3百人（同3.3パーセント）等となっている。

ア.

進学状況

	大学等への進学者数は4千1百人（男子3千5百人、女子6百人）で、前年より2百人増加　　している。
	進学率は、40.9パーセント（男子43.3パーセント、女子30.8パーセント）で、前年より1.7ポイント上昇している。

イ.

就職状況

	就職者総数（「大学等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。以下同じ。）は5千4百人（男子4千3百人、女子1千2百人）で、前年とほぼ同数である。
	就職率は53.8パーセント（男子52.3パーセント、女子60.4パーセント）で、前年より0.4ポイント低下している。
	就職者総数を産業別にみると、「製造業」が52.5パーセントと最も高く、次いで「サービス業（他に分類されないもの）」13.7パーセント、「情報通信業」9.2パーセント、「建設業」8.7パーセント、「運輸業」5.3パーセント等の順となっている。
	就職者総数を職業別にみると、「専門的・技術的職業従事者」90.2パーセント（うち技術者89.6パーセント等）が最も高く、次いで「運輸・通信従事者」3.2パーセント、「サービス職業従事者」2.7パーセント等の順となっている。

図16　高等専門学校卒業者の進路状況

表19　進路別卒業者の推移（高等専門学校）

区分	計 a）	大学等への進学者 b）	就職者 c）	専修学校・外国の学校等入学者	一時的な仕事に就いた者	左記以外の者	死亡・不詳の者	再掲左記「進学者」のうち就職している者d）	進学率	就職率
区分	計 a）	大学等への進学者 b）	就職者 c）	専修学校・外国の学校等入学者	一時的な仕事に就いた者	左記以外の者	死亡・不詳の者	再掲左記「進学者」のうち就職している者d）	ba 100	cda 100
平成7年3月	10,189人	2,186人	7,560人			419人	24人	3人	21.5パーセント	74.2パーセント
平成12年	9,849人	3,306人	5,878人			664人	1人	1人	33.6パーセント	59.7パーセント
平成13年	9,833人	3,436人	5,820人			574人	3人		34.9パーセント	59.2パーセント
平成14年	9,780人	3,628人	5,479人			643人	30人		37.1パーセント	56パーセント
平成15年	10,056人	3,938人	5,392人			704人	22人	1人	39.2パーセント	53.6パーセント
平成16年	10,011人	3,929人	5,422人	199人	16人	445人			39.2パーセント	54.2パーセント
平成17年	10,061人	4,113人	5,413人	192人	6人	337人		2人	40.9パーセント	53.8パーセント

（注）		1　「大学等への進学者」とは、大学学部、短期大学本科、大学・短期大学の専攻科、別科へ進学した者である。
		2　「左記以外の者」とは、家事の手伝いなど就職でも「大学院等への進学者」や「専修学校・外国の学校等入学者」等でもないことが明らかな者である。

-- 登録：平成21年以前 --