笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成23年3月30日)

※本資料は会見での発言のポイントを分かりやすく取りまとめたものであり、発言の詳細等については会見録をご覧ください。

 今回の原子力発電所に関わる事故によって生じた損害については、相当因果関係がある場合に「原子力損害の賠償に関する法律」に基づいて適切な賠償が行われることとなる。なるべく早く、実施態勢を作っていくため、原子力損害賠償法で規定をしている原子力損害賠償紛争審査会を速やかに設置する作業準備をやっているところ。

 モニタリングについて、この一週間の新しい動きとして、一つは海域のモニタリングを海洋研究開発機構の「白鴎丸」「みらい」で実施。また、航空機によるモニタリングをJAXAの小型機に、原子力安全技術センターの測定器を乗せてモニタリングをやる予定。あと、全国の大学や高専に協力をいただいて全国でのモニタリングの箇所も26箇所を増やした。

 宇宙ステーションの補給機「こうのとり2号機」が、本日の昼12時9分頃、正常なコントロールのもとで大気圏に再突入した。ミッション全て無事に成功させることができ、1号に続いて信頼性と技術力を世界に証明できたと認識。

 被災した文化財への対応について、現在、都道府県の教育委員会を通じて被害の状況の把握を続けているところ。30日現在で、国宝4件、重要文化財116件を含めて、全国で416件に被害が出ているという報告がきている。被災地からの要請に基づいて、文化庁の調査官の派遣。今後、災害復旧事業の補正予算での計上、あるいは民間の力を活用した被災文化財等への支援スキームの構築を急ぎたい。

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-- 登録:平成23年04月 --