笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成22年12月8日)

笹木副大臣会見(12月8日)発言のポイント

※本資料は会見での発言のポイントを分かりやすく取りまとめたものであり、発言の詳細等については会見録をご覧ください。
 

 

1.  メディア芸術祭の受賞作品の発表について。
文化庁は、平成22年度第14回のメディア芸術祭賞の受賞作品の説明会を、本日、17時から、CG-ARTS協会で実施をする予定。実際に2月2日から13日まで、国立新美術館でこの展示を行うが、一日の入場者が世界でも14番目ということで、非常に関心も高まっている。海外からの応募数も増えていて、48カ国・地域から694作品、国内も含めて2,645の作品が来ている。

 

2.  政府税調の報告
文科省の要望は、最後に残っているものもあるが、先週、概ねいくだろうという話をした。例えば、日本版プランド・ギビング信託について、信託財産から生じる利子の非課税が認められること。そして、学校法人を含む公益法人等への個人からの寄付の税額控除。これは新しい公共ということで、寄付社会の実現に向かって、この2つは、非常に大きい一歩だと思っています。
あと文科省に関わるもので言うと、能楽堂の固定資産税の軽減措置。能というのは無形の重要文化財で、これはちゃんと国として責任を持つべきだということで、認められた。もう一つ、成年扶養控除。今、財源ということで見直しの議論が続いていますが、成年扶養控除の中で大学院生は、最終的には年齢制限なしで控除を存続するということで決定した。研究開発税制はまだ議論が続いている。

 

3.  電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議の開催について
12月3日に検討会の一回目を開催し、私も途中まで参加しました。大事なことは、早いスピードでこの検討を進めていくことだと思っています。いろいろな論点がありますが、一つは図書館と公共サービスの在り方、二つ目は出版物の権利処理の円滑化、三つ目は出版社への権利付与。この3つのことをここで検討していただいて、なるべく早く報告を出していただきたいとそういう気持ちです。

 

4.  高等教育機関に進学・在籍する外国人学生の日本語教育に関する検討会議の開催について
2日に一回目を開催し、私も途中まで出席しました。本年9月に「留学生の日本語教育に関する懇談会」から課題としていただいた2つの課題についての検討をする。1つは、日本語教育機関の位置付けと教育の質保証の在り方、日本語学校の質保証をどうするかということ。2つ目は、日本語教育機関と高等教育機関との国内外における連携の促進。この2点について検討をいただくということ。今年度内に報告をまとめていただく予定。

 

5.  金星探査機「あかつき」の状況について
今日の午後2時から、宇宙開発委員会において宇宙航空研究開発機構より報告を受けている最中。まず、徹底した原因究明に尽きると思います。
その後で、いろいろな検討、例えば6年ちょっとするとまた「あかつき」が金星に再度近づく時を活かせるのかどうか。そうしたことも含めてやるということになります。

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-- 登録:平成22年12月 --