笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成22年12月1日)

笹木副大臣会見(12月1日)発言のポイント

※本資料は会見での発言のポイントを分かりやすく取りまとめたものであり、発言の詳細等については会見録をご覧ください。
 

 

科学技術白書の表紙の公募について
   平成23年度版の科学技術白書の表紙を、今回初めて国民の皆さんに公募し、デザインとして使いたい。テーマは、「社会と共に作り進める科学技術」ということで、一般向けと小中学校向けそれぞれ募集をする。受賞作品については、その方の住んでいる街の衛星写真や国立博物館の年間パスポートを差し上げたい。なるべく多くの方に関心を持っていただければ、と思っている。

 

 

税調の動向について
   新しい公共・寄付社会に向けて、プランド・ギビング信託について、少なくともそういう新しい制度を立ち上げるところはいくだろうという状態になっている。
   学校法人への寄付の税額控除も一歩前進できるだろう。これについては、情報公開等の詰めは今からやっていく。
   地域主権税制は基本的に大賛成だが、国がしっかりと維持しないといけない部分がある。例えば、重要無形文化財である能をやる能楽堂は経営的に大変。図書館や博物館、幼稚園についても、昨年の税制改正大綱で、今年度にその方向で結論を得るとなっていたので、これもプッシュをしていくということ。
   文科省も含め、各省からの税制改正要望については、今週中には概ね結論が出され、12月中旬目途に税制改正大綱の取りまとめになるという見通し。

 

 

美術品損害国家補償法案について
   美術品損害国家補償法案は、衆議院では、一部修正はあったが全会一致で通った。しかし、(参議院では)政局の煽りを受けて止まっている状態。

 

 

ユネスコの事務局長との面談について
   11月の24日から27日まで、イリーナ・ボコバ ユネスコ事務局長が来日され、24日と25日にお話する機会を持ちました。ボコバ事務局長からは、(パキスタンの)洪水被災地復興支援で、災害防止、あるいは水資源管理についての日本の支援を求められた。
   持続発展教育(ESD)は、日本が主導して進められるようになったが、2014年に(国連「ESDの10年」の)締めくくり会合を日本でやるので、これをしっかりやってほしいという話があった。

 

 

細野秀雄東工大教授との懇談について
   昨日、懇談の時間を持ちました。先生はレアース・希少金属の代替技術の革新的な開発を目指す「元素戦略」プロジェクトに一生懸命取り組もうとされている。
   お話の中で印象的だったのは、日本は日本アルプス級のいろいろな研究の「山」をたくさん持っている。これを上手くネットワーク化して、ヒマラヤ級の成果を出していくことができるはずだと言われていた。
   また、若手研究者に対して予算は増やさないといけないけれども、若い研究者の志を鼓舞するような政策、プロジェクト、そして環境が必要だと。今後、課題として詰めていきたい。 

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-- 登録:平成22年12月 --