付録4

全球降水観測/二周波降水レーダ(GPM/DPR)プロジェクトの事前評価 質問に対する回答

平成19年8月7日
宇宙開発委員会推進部会事務局


【質問番号 2−5】

【質問内容】

“今回の評価の範囲は、副衛星群がまだ不確定であり、DPRに限定する”、とのことですが、利用研究は、例えば、説明資料(推進5-2-2)のp.37に見るように、全球合成降水マップ(時間分解能3時間ないし1時間)を作り、利用者に提供すること、を目指して行われるものと思われます。地上システムも、それを想定して準備されるものと見受けられます(p.36)。“DPRに(狭く)限定する”、というのは、限定のし過ぎではありませんか。

【該当箇所】

推進5−2−2

【回答者】

SAC事務局

【回答内容】

JAXA(ジャクサ)では、GPM/DPRプロジェクトの地上システム開発及び利用研究は、説明資料(推進5-2-2)のP.19に示す目的及びミッション要求に基づき、また副衛星数の増減に対してフレキシブルに対応できるよう十分考慮して実施される。
ただし説明資料(推進5-2-2)のP.21で示されている「国際協力により達成されるミッション要求条件とその評価指標」は、NASA(ナサ)が開発するGMIや他機関が開発する副衛星群が正常に機能することが条件となるため、現時点では、GPM全体の計画は背景に置いていただき、この全体計画の中の一環である主衛星プロジェクトの日本部分についてのみを評価の対象としたい。なお、事後評価時点で、副衛星群との連携状況に対応し、GPM計画全体の目標に対した成果を評価することも想定している。

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