平成12年度教科用図書検定調査審議会(第1回) 議事録

1.日時

平成13年1月15日(月曜日)14時~15時

2.場所

東條インペリアルパレス 3階 扇の間

3.出席者

委員

内藤喜之 審議会会長、日暮眞 会長代理
第一部会(国語) 
出雲朝子、沖山吉和、小玉敏子、戸川芳郎、中澤敬、飛田良文
第二部会(社会)
安藤正士、池井優、魚住昌良、太田公、尾田幸雄、門村浩、神谷傳造、島村高嘉、中川了滋、長沼秀世、東壽太郎、南澤道夫、
第三部会(数学) 
菅野俊子、杉﨑洋一郎
第四部会(理科) 
伊理武男、大井みさほ、大原一男、阪田博之、杉原五雄、土器屋由紀子、中村洋、星元紀、森川 靖、
第五部会(音楽) 
小﨑佑、近藤譲、高谷守宏、徳丸吉彦、丹羽勝彦、茂手木潔子
第六部会(図工・美術・書道) 
市川紀征、神崎充晴、佐野光一、関出、増子繁治、馬渕明子
第七部会(外国語) 
井出祥子、笠原順路、川島由夫、近藤正臣、竹田秋人
第八部会(保健体育) 
浅見裕、遠藤孝子、日暮眞
第九部会(家庭・職業) 
東得通、安藤英義、犬塚傳也、上田堯夫、大泊巌、大橋博行、片岡昭雄、片山倫子、金子雄治、久保豊子、小澤紀美子、三戸秀敏、田中則仁、武市正人、内藤喜之、長津美代子、林英輔、日暮眞、藤田章夫、山本康弘、湯澤輝明
第十部会(生活) 
石井智子、石橋桂子、尾田幸雄、木下邦太郎

文部科学省

矢野初等中等教育局長、玉井大臣官房審議官、大槻教科書課長、舟橋教科書企画官、その他関係官

4.議事録

○開会に先立ち、事務局から、平成13年1月6日付けの文部科学省の人事異動について紹介があった後、矢野初等中等教育局長から次のとおり挨拶があった。

・ このたびは、先生方には、御多忙にもかかわらず本審議会の委員に御就任いただき、また、本日は年始めの慌ただしい中を御出席いただき、厚く御礼申し上げます。
 御案内のとおり、去る1月6日に、文部省と科学技術庁が統合され、新たに文部科学省が設置されるなど中央省庁の再編が行われました。これに伴い、審議会についても再編が行われ、教科用図書検定調査審議会については、検定調査にかかる審議のみを行う審議会として再編されることとなり、従来、教科書の価格について審議を行っていた教科用図書分科会と教科用図書価格分科会の組織・機能は廃止されることとなりました。
 また、再編後の審議会の委員数につきましてもすべての審議会を通じて30人以内とされたところであり、これに伴い、従来、委員として御就任いただいていた先生方のうち、今回、臨時委員として発令させていただいた方々もいらっしゃるところであります。
 しかしながら、教科書検定に関し、申請図書の調査審議を行うという本審議会の役割・機能につきましては、従来から変更はないところであり、先生方には、現在、進行中である小・中学校の教科書の検定や今後予定されている高等学校の教科書の検定につきまして、これまでとかわらず、引き続き十分な御審査をお願いしたいと存じます。
 改めて申すまでもなく、教科書は「教科の主たる教材」であり、学校教育に果たす役割は極めて大きなものがあります。そうした意味合いにおきまして、教科書検定は誠に重要であり、国民の期待や関心も常に高いところであります。今後とも、この教科書検定を適切に実施していくため、先生方には引き続き、それぞれの専門の立場から、十分な御審議をお願いしたいと考えております。
 本日は、再編後の本審議会の最初の会議であり、会長の選出や関係する諸規程の改正等について、御審議いただくこととしております。
 委員の先生方には、今後とも大変御苦労をお掛けすることとなりますが、よりよい教科書を子供たちに提供するため、私どもと致しましても最大限の努力をして参る所存ですので、何卒、一層の御指導・御協力を賜りますようお願い申し上げまして御挨拶といたします。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

○事務局から、配付資料の確認があった後、会長の選出について諮られ、以下のように議事が進められた。

  1. 事務局より教科用図書検定調査審議会の会長の選任方法について、教科用図書検定調査審議会令の説明がされた。
  2. 会長に内藤委員を推挙する旨発言があった。
  3. 会長に内藤委員が選出された。

○内藤会長から、次のような挨拶があった。

・ ただいま会長を仰せつかりました、東京工業大学の内藤と申します。
 申し上げるまでもなく、教科書は子供たちが日々使用する極めて重要な教材であり、学校教育に大きな役割を果たすものであります。
 ある時期、戦後、教科書のない小学校・中学校があったと思います。私もその経験をいたしましたけれども、やはり教科書の無いもしくは不十分な教育というのは非常に問題があろうかと思います。私どもが携わる教科用図書検定調査審議会は、子供たちに学習指導要領にそった適切な教科書を提供する上で、大きな役割を果たしていると考えております、その会長としての職務の重さに身の引き締まる思いがいたします。
 審議の円滑な運営が図られますよう、各委員の皆様方には、何卒、格段のご協力をいただきますようお願いいたします。

○会長から、日暮委員を会長代理に指名する旨の発言があり、日暮委員から次のような挨拶があった。

・ ただいま、会長代理の指名をいただきました。十分に会長・各委員の先生方のご期待にそえるかどうか自信がございませんけれども、全力を尽くしてその職を全うしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(1)教科用図書検定調査審議会の審議内容の公開について
 事務局から、従来の審議内容の公開の取扱いについて説明があり、従来どおりの取扱いとされた。

(2)教科用図書審議会運営規則について
 教科用図書審議会運営規則案について審議され、決定された。

(3)部会に属すべき委員・臨時委員の指名について
 会長から、各委員及び臨時委員の部会の分属を別に配布した名簿のとおりとする旨発言があった。

(4)教科用図書検定審査要項について
 教科用図書検定審査要項案について審議され、決定された。

(5)申請図書の合格又は不合格の判定要領について
 申請図書の合格又は不合格の判定要領案について審議され、決定された。

(6)平成12年度の審議状況について
 事務局から、資料に基づき、平成12年度の審議状況について説明があった。
 引き続き、事務局から、申請図書の色刷りページの増及び紙質の変更手続きについて説明があり、以下の質疑応答の後、了承された。

  • 紙の質が良くなったり、色刷りを増やすと基本的には原価が高くなるのですか。
  • 定価全体としてはそれほど上がらないということで了解いただくことになります。
  • それはいいことだと思います。

(7)平成13年度高等学校検定の審議予定について
 事務局から、資料に基づき、平成13年度高等学校検定の審議予定について説明があった。

(8)その他

○事務局から、国家公務員法第100条の守秘義務に関して趣旨の徹底をお願いしたい旨説明があり、また、会議内容、申請図書、会議資料等の扱いに関して説明があった。

○事務局から総会終了後の部会開催会場の案内等の事務連絡があった。

(了)

お問合せ先

初等中等教育局教科書課

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