教科用図書検定調査審議会 令和4年度第9部会商業小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

令和4年8月18日(木曜日) 10時00分~16時15分 

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F5会議室 ※オンライン開催

3.議題

  1. 小委員長の選任等
  2. 申請図書の審査
  3. その他

4.出席者

委員

 小西委員,酒井委員,鈴木委員,太宰委員,挽委員,柳瀬委員,吉井委員

文部科学省

 川畑教科書調査官,並木教科書調査官,安井教科書課長,廣野教科書企画官,池田教科書検定調整専門官 ほか

5.議事要旨

1.正委員である挽委員が小委員長として選任された。挽小委員長より、小西委員が小委員長代理として指名された。

2.令和6年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。(なお、下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)


【高等学校 商業 観光ビジネス】
受理番号104-18(教科書番号 742):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 51)
・13ページの「訪日外国人観光客の数は,特に20155年から2020年にかけて急激に増加した。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
・36ページ側注②の「契約は,本来当事者同士の合意があれば書面を作る必要はないが,後になって双方の理解の違いが発覚し問題となる場合もある。約款はそれを防ぐために作成されたもので」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
・40ページの「例えばホテルでは,ホテルのグレードが星の数で表されており,立地によってシティホテル,リゾートホテルなどの種類がある。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
・72ページの「都道府県別延べ宿泊者数」のグラフの全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
・77ページの「観光マーケティングの方向性や方針を定めずに,売れるだけ売れればいいという姿勢で観光客を呼び込むと,過度な観光客が詰めかけるオーバーツーリズムという現象を引き起こす。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見27番)
・94ページの「STP分析について,市場を細分化する三つの要素をカタカナで答えなさい。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・145ページ左下「1R(100平方メートル)」の「1R」について、教科書調査官から検定意見を追加したいとの申出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見44番)

・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

受理番号104-19(教科書番号743):東京法令出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 85)
・28ページ側注④の「このように,人や社会,環境に配慮した消費行動をエシカル消費(倫理的消費)という。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・50ページの「観光立国推進法」について、検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
・66ページの「乗船できる定員は12人以上と定められており」について、検定意見を付すこととした。(検定意見43番)
・84~85ページの「⑧観光情報の媒体」「⑩観光キャンペーンの課題」の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見58番)
・89ページの「多くの訪日外国人旅行者にとって,他人と一緒に温泉に入る習慣や文化はない。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見62番)
・103ページ側注①の「左から料理を提供するのは極めて難しいため」について、検定意見を付すこととした。(検定意見74番)
・124ページの「収集したデータと仮説に矛盾がなければ,調査報告書を作成する。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見80番)
・129ページの「マネジメント・サイクル」について、検定意見を付すこととした。(検定意見85番)
・調査意見33番について、指摘事項を変更することとした。(検定意見35番)
・調査意見76番について、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見81番)
・調査意見78番について、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見83番)
・調査意見50番については、検定意見としないことにした。
・調査意見56番については、検定意見としないことにした。
 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。


 【高等学校 商業 ビジネス法規】
受理番号104-20(教科書番号740):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 19)
・表見返3ページの「小学校の義務教育が一応終了」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・6ページの「道徳や慣習などに従わなかった者は,良心に責めたてられて苦しむとか,仲間からつまはじきにされるといったことだけですむ。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・20ページの「民4~19」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・47ページの「そのため,育成者権を取得するには…品種名称の付与…の要件をそなえることが必要である。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・62ページの「善意無過失」(260ページ左段34行目、270ページ左段19行目も同様。)について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
受理番号104-21(教科書番号741):東京法令出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 44)
・9ページの「債権契約に関する規定(民399~696)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・135ページ側注③の「主務大臣とは,法務大臣および内閣総理大臣(金融庁長官)のことをいう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
・調査意見17番については、検定意見としないこととした。 
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
【高等学校 商業 財務会計Ⅱ】
受理番号104-22(教科書番号742):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 9)
・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
受理番号104-23(教科書番号743):東京法令出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 20)
・291ページの「第3編では」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・300ページの「例1」の「解説」の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
・301ページの「例2」の「解説」の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
・302ページの「例3」の「解説」の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
・303ページの「例4」の「解説」の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見18番)
・323ページ側注②の「監査等委員会設定会社」について、検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
受理番号104-24(教科書番号744):ネットスクール
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 29)
・1~326ページのChapter1からChapter19の全体について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
・7ページの「貸借対照表」の「(3)投資その他の資産」の説明文の「投資および他に該当しないもの」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・113ページの「年金基金」及び側注01)の「企業が預けた掛け金(年金資産)を運用して退職給付を支給するための機関として信託銀行などが行っています。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
受理番号104-25(教科書番号745):TAC
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 6)
・表見返1ページ右上の「国際会計基準(IFRS)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・3ページの「会社責任(アカウンタビリティ)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・339ページの「継続価値」の式の全体(342ページの「継続価値」の式も同様。)について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・341ページの「株式発行による資本コスト(株主への配当金)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。


(以上)


 
                         

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初等中等教育局教科書課