教科用図書検定調査審議会 令和2年度第9部会農業小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

令和2年8月21日(金曜日) 10時30分~15時40分

2.議題

  1. 申請図書の審査 高等学校 農業科 102-25,102-27
  2. その他

3.出席者

委員

枝重委員,巣山委員,田中委員,松井委員,峯委員

文部科学省

大西教科書調査官,堀内課長補佐 ほか

4.議事要旨

1.前回に続き,令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 農業科 農業と環境】
受理番号102-25(教科書番号701):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 182)
・表見返5 ページの「内えいの指示位置 果皮・種皮の指示位置」について,検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・表見返7 ページの「[上段左]イネのいもち病[上段中]メロンのつる割れ病」について,検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
・表見返8 ページの「[中段左]ダニ類[中段左]ハダニ[中段中]ハダニ [下段中]ハダニ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・表見返8 ページの「[下段右]アブラムシ類を食べるショクガタマバエの幼虫」について,検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
・6 ページの「主食となる作物が異なる国や地域の例 アメリカ内陸部・中南米 トウモロコシ作」について,検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・6 ページの「1a(アール)は1辺が10mの正方形,10m×10m=1a 1ha(ヘクタール)は1辺が100mの正方形,100m×100m=1ha」について,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・7 ページの「川をせきとめてため池をつくり,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・31 ページの「松くい虫被害(マツ材線虫病)などが近年めだっている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・46 ページの「おんたい」について,検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・47 ページの「縦軸」について,検定意見を付すこととした。(検定意見32番)
・54 ページの「有機農産物は,~農薬を使用せず,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
・54 ページの「縦軸」について,検定意見を付すこととした。(検定意見42番)
・57 ページの「縦軸」について,検定意見を付すこととした。(検定意見47番)
・59 ページの「縦軸」について,検定意見を付すこととした。(検定意見51番)
・65 ページの「食の安全・安心や豊かな食生活に矛盾する低い自給率や食品廃棄物の多さなど,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見64番)
・75 ページの「バイオマスは,植物の光合成によってつくり出される有機性資源であり,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見81番)
・76 ページの「天敵を誘引する酵素の働き」について,検定意見を付すこととした。(検定意見84番)
・81 ページの「無農薬・無化学肥料栽培[9行]減農薬・減化学肥料栽培」について,検定意見を付すこととした。(検定意見87番)
・81 ページの「たい肥の適正量を守り,化学肥料・農薬の使用量の低減など環境に配慮した農業を実施し,消費者の求めるより安全・安心な農産物供給につとめている各都道府県で認定された農業者がエコファーマーである。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見88番)
・81 ページの「有機JAS認定」について,検定意見を付すこととした。(検定意見89番)
・82 ページの「耕作放棄地の増加は,生物多様性を低下させる原因にもなっている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見93番)
・96 ページの「[蒸散]気孔から水分を蒸発」について,検定意見を付すこととした。(検定意見100番)
・97 ページの「萌芽 [201 ページ13行]ほう芽」について,検定意見を付すこととした。(検定意見102番)
・102 ページの「受粉・受精のしくみ 開花して~重複受精という(図18)。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見105番)
・102 ページの「セイヨウオオハナマルバチ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見106番)
・102 ページの「外来生物である訪花昆虫を利用する場合は,生態系に影響しないように,施設の外に出さないようにする。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見107番)
・105 ページの「現在,日本において,遺伝子組換えにより改良された作物は,生産目的で栽培されていない。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見110番)
・122 ページの「伝染性病害の病原は細菌やウイルスなどであり,[123 ページ2行]作物の病原体には,菌類,細菌,ウイルスなどがある。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見118番)
・123 ページの「薬剤(殺菌剤など)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見119番)
・123 ページの「効果が高い農薬であればあるほど,このような抵抗性の発達は速く進む傾向がある。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見120番)
・124 ページの「全体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見121番)
・125 ページの「シロザ(アカザ科)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見122番)
・127 ページの「IPMは,環境に配慮し,薬剤の使用を必要最低限におさえ,安全な収穫物を得るための作物保護の手法である」について,検定意見を付すこととした。(検定意見124番)
・144 ページの「アジアイネの原産地は,インド東部,ミャンマー,ラオス,タイ北部から中国雲南省にかけての山岳地帯,および長江の中~下流域と推定され,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見133番)
・152 ページの「葉から水分が蒸発」について,検定意見を付すこととした。(検定意見136番)
・152 ページの「低温が予想される場合には,穂ばらみ期から出穂・開花の期間は10cmくらいの深水にして,水の保温力を利用した管理をする。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見137番)
・157 ページの「絹糸は,雌しべの花柱である [158 ページ図6]絹糸(柱頭)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見142番)
・161 ページの「[中央図]10分の6  10 とする」について,検定意見を付すこととした。(検定意見146番)
・166 ページの「枝豆」について,検定意見を付すこととした。(検定意見148番)
・180 ページの「◎ 〇ホルモン処理」について,検定意見を付すこととした。(検定意見151番)
・182 ページの「葉と花の発生位置は約90度ずつずれている」について,検定意見を付すこととした。(検定意見152番)
・184 ページの「生理傷害」について,検定意見を付すこととした。(検定意見153番)
・200 ページの「頂芽部」について,検定意見を付すこととした。(検定意見160番)
・205 ページの「[ジャガイモの貯蔵]種子用」について,検定意見を付すこととした。(検定意見163番)
・237 ページの「作物に活性を与え,増収につながる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見177番)
・調査意見112番については,検定意見としないこととした。
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 農業科 植物バイオテクノロジー】
受理番号102-27(教科書番号703):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 76)
・9 ページの「目的の遺伝子を,対象とする細胞に導入する技術。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
・32 ページの「植物ホルモンは,植物自身が体内でつくっている物質であり, [56 ページ19行]天然の植物ホルモンである」について,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・36 ページの「親と異なる新しい形質をもった変わりものが出現し,その形質が親から子に遺伝することがある。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・39 ページの「1つの個体の中では,器官や組織,細胞が異なっていても,DNAの塩基配列は同じであるため,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
・45 ページの「PLB」について,検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・46 ページの「組織培養によって再生した植物に変異が起こることは,現在,一般的な現象として広く知られている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・48 ページの「変異した組織と正常な組織」について,検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・56 ページの「オートクレーブ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
・62 ページの「培養容器の栓を開閉するときも,そのつど,栓を70%エタノールを含ませたガーゼでふき,培養容器の口を軽く火炎滅菌する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
・75 ページの「マグネット(かくはん子)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
・79 ページの「写真」について,検定意見を付すこととした。(検定意見37番)
・81 ページの「衣服に付着しないように注意する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見38番)
・81 ページの「普通物」について,検定意見を付すこととした。(検定意見39番)
・96 ページの「フラスコ外へ植え出せる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
・104 ページの「[カーネーションエッチドリングウイルス(CaERV)]壊疽性の斑点。[108 ページ表5]壊疽斑」について,検定意見を付すこととした。(検定意見46番)
・134 ページの「つぼみの内部は,空気にさらされていない」について,検定意見を付すこととした。(検定意見53番)
・157 ページの「遺伝子の本体であるDNAの塩基配列(遺伝情報)は,すべての生物で共通なので,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見62番)
・168 ページの「多糖類のセルロースやヘミセルロース[173 ページ7~8行]デンプン,セルロース,ヘミセルロースなどの糖類」について,検定意見を付すこととした。(検定意見64番)
・183 ページの「20世紀にはいってからは,栽培面積は増加していない(図1)。 [12~13行]1940~60年代の「緑の革命」による大幅な穀物の増収があったが,その後は増加していない。 [図1]全体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見69番)
・183 ページの「全体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見70番)
・184 ページの「土壌細菌であるバチルス・チューリンゲンシス」について,検定意見を付すこととした。(検定意見73番)
・調査意見6番,11番,16番,23番,25番,26番,39番,45番,55番については,検定意見としないこととした。
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

(以上)

お問合せ先

初等中等教育局教科書課