教科用図書検定調査審議会 平成21年度第5部会(第3回) 議事要旨

1.日時

平成21年10月30日(金曜日)13時30分~17時30分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学庁舎)6階6F3会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査(21-16、21-24、21-25、21-26)
  2. その他

4.出席者

委員

蛭多委員、ト田委員、照屋委員、長谷川委員

文部科学省

加藤(徹)教科書調査官、早川教科書企画官、金澤教科書検定調整専門官他

5.議事要旨

  1.平成23年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

【小学校 音楽】

  21-16:

    合否の判定を留保することとした。

  • 上巻30頁の「さくらさくら」の楽譜について、5・6年生の学習の範囲を超えているのではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻34~35頁の「いろいろな声や楽器の表現を楽しもう」に記載された各図版の説明について、国名と地域名が混在して示されておりわかりづらいという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻46頁~47頁「君をのせて」の他複数の楽譜に記載された「ア」「イ」「ウ」等の記号の記載の意図が理解し難いのではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻50頁1~2行目の「音楽・歌げき・美術などを合わせた総合芸術です。」について、「歌げき」の記載は誤りではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻61頁の「音楽のおくりもの」の他複数の楽譜について、記載されている拍子記号に関する説明がないという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 調査意見7番の意見について、下巻22頁「われは海の子」の説明についても同様に、掲載順序が歌詞中の語句の順序と異なっている、という意見があり、調査意見を変更することとし、検定意見のつけ方については次回以降の会議で改めて検討することとした。
  • 下巻8頁の「おぼろ月夜」の楽譜について、段末の不完全小節の箇所において縦線が使用されており、表記が不適切ではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 調査意見8番の意見について、指摘事由中の「拍子」は「拍の単位の音価」とする方が適切ではないかという意見があり、調査意見を変更することとし、検定意見のつけ方については次回以降の会議で改めて検討することとした。
  • 下巻17頁下部の弦楽器の図版中の「チェロ」及び「コントラバス」の記載について、いずれの楽器を示しているのかわかりづらいという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 下巻56~59頁の「八木節1」と「八木節2」の各楽譜について、演奏に際しての楽譜の扱い方に関する説明がないという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  21-24:

    合否の判定を留保することとした。

  • 調査意見1番の意見について、演奏方法について必ずしも誤解するとはいえないのではないか、という意見があり、検定意見としないこととした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  21-25:

    合否の判定を留保することとした。

  • 上巻28頁上部の「音には長い音と短い音があります」について、説明がわかりづらいという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻71頁上右部の「ハ長調とイ短調の音階」中の「イ短調の音階」について、3・4年生の学習の範囲を超えているのではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 下巻64頁の「いろんな木の実」の楽譜の打楽器パート中の「カウベル」及び「クラベス」の記載について、楽器に関する説明がないという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  21-26:

    合否の判定を留保することとした。

  • 調査意見3番の意見について、吹奏楽の編成について必ずしも誤解するとはいえないのではないかという意見があり、検定意見としないこととした。
  • 上巻28頁~29頁の「キリマンジャロ」の楽譜について、アコーディオンのマークに説明がないという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 上巻39頁下左部の「ケチャ」の説明文1行目の「インドネシアのおどりの音楽です。」について、説明の内容について誤解するおそれがあるのではないかという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • 下巻47頁の「シバの女王の入場」及び「騎士たちのおどり」について、どのような演目におけるものか具体的に示されていないという意見があり、次の審議会で改めて検討することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

   また、表紙については、いずれの申請図書についても検定意見を付さないこととした。 

(以上)

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