教科用図書検定調査審議会 平成23年度第4部会生物小委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成23年11月1日(火曜日) 10時00分~19時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館(文部科学省庁舎)6階 6F1会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

川窪委員、清水委員、友国委員、寺島委員

文部科学省

高橋主任教科書調査官、木部教科書調査官、古川課長補佐 他

5.議事要旨

1.平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【高等学校 理科(生物)】

 23-184:

 合否の判定を留保することが適当とした。

 ・22頁の「DNAを修復する酵素」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見29番)

 ・33頁の「これは、進化の過程で、他の原核生物の中に呼吸を行う好気性の細菌が取りこまれてミトコンドリアに、光合成を行うシアノバクテリアが取りこまれて葉緑体になったためと考えられている。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見41番)

 ・45頁の「「モータータンパク質」の下図及び「鞭毛の屈曲」の図」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見55番)

 ・46頁の「上中図及び上右図」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見56番)

 ・47頁の「左側の拡大図及び吹き出し全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見58番)

 ・48頁の「「アクチンフィラメントの伸縮と細胞の運動」全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見61番)

 ・63頁の「「一方、呼吸では、グルコースなどがさまざまな酵素反応によって段階的に分解されるため、エネルギーをATPとして取り出すことができる(図4)。」及び図4」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見67番)

 ・83頁の「「まず、リンゴ酸などのC4化合物として固定される」(以下、L25-26「吸収されたCO2は、いったんリンゴ酸などのC4化合物に固定して」)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見77番)

 ・204頁の「下右「神経終末」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見158番)

 ・213頁の「縦軸の「吸光度」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見164番)

 ・213頁の「横軸の色帯」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見165番)

 ・223頁の「「中脳」の2本の引出線で示された部分(以下「延髄」の2本の引出線で示された部分)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見175番)

 ・270頁の「「葉を透過する前の光と透過した後の光の波長」全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見204番)

 ・291頁の「「動物が縄張りをつくる目的は、採食活動を行うため、繁殖地や配偶者を確保するため、採食から繁殖までのすべてを行うためなどさまざまである。いずれにせよ縄張りとして占有するのはあくまでも場所であり、その場所を守ることで、その中で得られる食物や配偶相手という資源を間接的に守って、自分の子孫を残す可能性を高めている。」(以下、P294L4-5「社会性昆虫には、大きな個体群で生活し、外敵からの危険を避けるためや、産卵・育児のために丈夫な巣をつくる種類が多い。」)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見211番)

 ・295頁の「自分に近い遺伝子をもつ個体を多く残すための戦略」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見214番)

 ・317頁の「単位 J/cm2・年」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見226番)

 ・322頁の「「これは、局所個体群では、性比のかたよりや近親交配などによって出生率が低下し、生まれてくる子の数が減少するためである。」(以下、P325L5「生息地の分断化や外来生物の移入がおもな原因であり、」)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見230番)

 ・327頁の「1992年に開かれた「環境と開発のための国際連合会議(地球サミット)」で採択された。生物多様性条約では、豊かな生物多様性を保ち、環境を保全しながら、自然を効率的に利用していくことを目指している。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見233番)

 ・335頁の「熱水が噴き出しては海水と混じって冷やされる過程が繰り返され、その結果、簡単な有機物どうしがくっつきあって、」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見235番)

 ・336頁の「細胞膜ができていった」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見237番)

 ・356頁の「遠近感が発達した。その結果、立体視ができるようになり、」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見259番)

 ・362頁の「相同器官は適応放散の事実を示すものである。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見274番)

 ・363頁の「距が長いほどスズメガが長時間花にとどまって密を吸い、からだに花粉が付着して受粉の効率が高くなる」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見276番)

 ・364頁の「黒っぽい木の地肌がむき出しになった。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見277番)

 ・382頁の「二命名法」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見292番)

 ・383頁の「「2系統と分類」全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見295番)

 ・388-413頁の「「第2節 原核生物」、「第3節 原生生物」、「第4節 植物」、「第5節 動物」、及び「第6節 菌類」全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見301番)

 ・390頁の「睡眠病を引き起こす。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見303番)

 ・399頁の「花が大形化・複雑化することによっておもに昆虫が媒介する送受粉のしくみが発達したり、果実が形成されることによって風や動物などによる種子散布のしくみができていった。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見311番)

 ・調査意見108番について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見57番)

 ・調査意見239番について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見256番)

 ・調査意見246番について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見263番)

 ・調査意見253番について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見270番)

 ・調査意見260番について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見280番)

 ・調査意見32番について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見としないことが適当とした。

 ・調査意見114番について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見としないことが適当とした。

 ・調査意見244番について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見としないことが適当とした。

 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

 

 23-178:

 合否の判定については次回行うこととした。

 ・4頁の「「この教科書で学習するにあたって」の「生物基礎には示されていない発展的な内容です。」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見1番)

 ・7頁の「核は、核膜とよばれる2重の膜で包まれている。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見2番)

 ・67頁の「クロロフィルには、青緑色クロロフィルaと緑色のクロロフィルbの2種類がある。カロテノイドには、橙色のカロテンと黄色のキサントフィルがあり、」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見32番)

 ・67頁の「縦軸の「光の吸収率」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見33番)

 ・調査意見59番について、指摘事項及び指摘事由を変更することが適当とした。(検定意見63番)

 

(以上)

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