教科用図書検定調査審議会 平成23年度第4部会化学小委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成23年11月2日(水曜日) 11時30分~15時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館(文部科学省庁舎)7階 検定連絡室2

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

榊原委員、田中委員、米澤委員

文部科学省

末澤主任教科書調査官、禅教科書調査官、古川課長補佐 他

5.議事要旨

1.平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【高等学校 理科(化学)】

 23-193:

 合否の判定を留保することが適当とした。

 ・12頁の「分子は、イオンとは違って電荷をもたない。」及びp15L24-26「HCl分子では、電気陰制度の大きなCl原子が共有電子対を引きよせるため、Cl原子はいくら負の電荷(δ-)を帯び、H原子はいくらか正の電荷(δ+)を帯びている。)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見6番)

 ・37頁の「図41「加熱による水の状態変化」のb図、及びp104図4「水の状態変化とエネルギー」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見10番)

 ・37頁の「「1℃上昇させるために」(以下、L21、L22の同語)、及びp43L8-9「その温度を1℃上昇させるごとに」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見11番)

 ・81頁の「図77「コロイド粒子の大きさ」の溶液の種類の「真の溶液」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見15番)

 ・82頁の「また、せっけん水は、セッケン分子【一分子の図】が多数集まった集合体(ミセル)【ミセルの図】が水中に分散している。」の中の「【ミセルの図】及び図79「セッケン分子の構造」とミセルの形成」のbのモデル図の「【ミセル図】」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見17番)

 ・112頁の「式(26)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見24番)

 ・156頁の「式(73)の両方向の矢印」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見31番)

 ・241頁の「同体積の液体水素よりも多くの質量の水素」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見47番)

 ・270頁の「水に溶けるものでも多くは電離しない。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見49番)

 ・272頁の「マル2「分子式が同じで構造や性質が異なる化合物どうしを、互いに異性体であるという」」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見51番)

 ・311頁の「球状のコロイド粒子として存在する。これをとくにミセルという。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見65番)

 ・333頁の「「アイ染めと酸化・還元」のインジゴの酸化・還元反応式における「ロイコ体」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見73番)

 ・396頁の「ページ番号横の「H2N-[-(CH2)6-HN-CO(CH2)4-]n-COOH polyhexamethylene adipamide」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見97番)

 ・404頁の「縮合重合によってつくられる合成樹脂は、一般に熱硬化性のものが多いが、」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見99番)

 ・Epilogue3の「Epilogue3■■□バイオマスとバイオエタノール□■■の中の化学反応式の右辺の「C2H5-O(CH3)3」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見115番)

 ・調査意見20番について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見としないことが適当とした。

 ・調査意見36番について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見12番)

 ・調査意見58番について、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

 ・調査意見72番について、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

 

(以上)

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