教科用図書検定調査審議会 平成22年度第4部会科学と人間生活小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

平成22年10月12日(火曜日)10時00分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館(文部科学省庁舎)6階 6F3会議室

3.議題

  1. 小委員長の選任・小委員長代理の指名
  2. 申請図書の審査
  3. その他

4.出席者

委員

浅井委員、大室委員、榊原委員、杉原委員、富岡委員、友国委員、中本委員、牧野委員、松浦委員、南委員、米澤委員

文部科学省

末澤主任教科書調査官、淺香教科書調査官、加藤(惠)教科書調査官、加茂川教科書調査官、川上教科書調査官、川辺教科書調査官、木部教科書調査官、高橋(直)教科書調査官、冨中教科書調査官、佐々木課長補佐 他

5.議事要旨

  1.浅井委員が小委員長に選任された。その後、浅井小委員長より、榊原委員が小委員長代理に指名された。

 2.平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【高等学校 理科(科学と人間生活)】

  22-89:

   不合格の判定を行うことが適当とした。

   ・4頁の「下「発展」欄とp.55脚注1(以下、p.4下「発展」欄とp.105「電子顕微鏡で観察した細胞」p.108「細胞膜」p.137「窒素同化」p.146「植物の成長とホルモン」p.150「その他の感覚器官」、p.6下「参考」欄とp.251「太陽系と銀河系」、p.6下「発展」欄とp.308「過去の地球環境と生物の変遷」、及びp.7下左「実験・実習」の「序編」欄とp.17実習マル5)」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所9番)

   ・8頁の「多くの情報を正確ですばやく伝えることができる。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所10番)

   ・8-17頁の「序章「科学技術の発展」全体及びp.2L1-2「序章(中略)は必須」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、指摘事由を変更することが適当とした。(欠陥箇所11番)

   ・9頁の「「印刷機」の説明文の「それまで手書き文字で伝えられていた情報は、」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所14番)

   ・46頁の「4節「物質量と化学反応式」の中の「物質量」及びp.48-50「2物資の量の表し方」(全体)及びp.52B化学変化の量的関係中の「物質量」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、指摘事由を変更することが適当とした。(欠陥箇所33番)

   ・91頁の「タンパク質には、次のような成分元素の呈色反応がある。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所67番)

   ・92頁の「牛脂や豚油(ラード)のように動物の体内に含まれるもの」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所69番)

   ・103頁の「「電子顕微鏡で見える」の囲み全体」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所92番)

   ・110頁の「独立栄養生物:植物のように、外界から取り入れた無機物から有機物を合成する生物。従属栄養生物:動物のように、有機物を外から取り入れる生物。無機物から有機物を合成できない。」について、指摘事項を変更することが適当とした。(欠陥箇所128番)

   ・135頁の「「ヒルの実験」の説明文の水素を受け取りやすい物質」(以下、図5「ヒルの実験」の「水素を受け取る物質」、「物質が水素を受け取った」、L1-2「実験マル3」全体)」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所208番)

   ・160頁の「従属栄養:好気性細菌、嫌気性細菌 独立栄養:光合成細菌(緑色硫黄細菌、紅色硫黄細菌)、化学合成細菌」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所321番)

   ・161頁の「細菌類は、真正細菌と過酷な環境で生育する古細菌に分けられる。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所335番)

   ・165頁の「人間生活では、悪臭や有毒物質を生成する場合を腐敗、分解した有機物が人間に有益な場合を発酵と使い分けることがある。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所363番)

   ・196頁の「力Fを直交するx軸、y軸方向の分力Fx、Fyに分解すると、」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所436番)

   ・224頁の「熱伝導や熱放射、物質の拡散などの現象もすべて不可逆変化である。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所447番)

   ・237頁の「入射角を大きくしていくと、ある入射角θ0で屈折角が90°になる。この現象を全反射といい、」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所456番)

   ・238頁の「図5の説明文の中「太陽のスペクトルに見られる黒い線は、大気により吸収されてできた、フラウンホーファー線とよばれる、吸収スペクトルである。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所457番)

   ・242頁の「表2の中の「可視光線 770-380nm」(以下、P134中右図4の中の色帯、P150L7「可視光線(約400-700nmの波長)」、P150下右図の中の色帯、同図の中のヒトの帯、P272中右図18の中の「可視光線の波長(μm)0.38(紫)-0.81(赤)」、及び同図の中の色帯)」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所462番)

   ・243頁の「「紫外線のもつエネルギーは大きいため、」(以下、P243L15-16「X線は、エネルギーが非常に大きく、」)」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所463番)

   ・246頁の「ばね定数は何m/Nか。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所465番)

   ・259頁の「中断の図中左の「大陸プレート」」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所491番)

   ・272頁の「「元素」(以下、p.298図27上左)」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所513番)

   ・274頁の「「太陽放射エネルギーの波長と分布」、p.275L6-11「■潜熱と顕熱」全体、p.276L1-3「■地球の熱収支」全体及び図3、及びp.275L26-27(以下、p.315上の6■全体)」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所520番)

   ・275頁の「大気中のH2OやCO2によって、大気と地表の間にエネルギーが蓄積されて暖められている。これを大気の温室効果といい、」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所521番)

   ・277頁の「地球の上から右に付された3組の矢印及び「南北鉛直断面」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所531番)

   ・289頁の「下中の図の説明文「土砂のあいだに水が入り込み、液状化する。」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所555番)

   ・295頁の「ペグマタイト鉱床」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所568番)

   ・307頁の「タイトル中の「露頭」」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所585番)

   ・309頁の「シアノバクテリア」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所591番)

   ・311頁の「氷期と間氷期をくり返す氷河時代」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所602番)

   ・312頁の「おもにH2と」について、欠陥箇所とすることが適当とした。(欠陥箇所606番)

   ・欠陥箇所(案)270番については、意見が出され、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・欠陥箇所(案)358番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・欠陥箇所(案)410番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・欠陥箇所(案)459番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・欠陥箇所(案)565番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・欠陥箇所(案)568番については、意見が出され、欠陥箇所としないことが適当とした。

   ・その他の箇所については、欠陥箇所(案)をそのまま欠陥箇所とすることが適当とした。

  

 

(以上)

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