教科用図書検定調査審議会 平成22年度第4部会地学小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

平成22年11月17日(水曜日)13時00分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館(文部科学省庁舎)7階 7F1会議室

3.議題

  1. 小委員長の選任・小委員長代理の指名
  2. 申請図書の審査
  3. その他

4.出席者

委員

中本委員、根岸委員、牧野委員

文部科学省

川上教科書調査官、川辺教科書調査官、佐々木課長補佐 他

5.議事要旨

  1.根岸委員が小委員長に選任された。その後、根岸小委員長より、牧野委員が小委員長代理に指名された。

 2.平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【高等学校 理科(地学基礎)】

  22-100:

   合否の判定を留保することが適当とした。

   ・17頁の「核融合反応の燃料を使い果たした恒星の外層は不安定となり、ゆっくりと放出され、中心部(中心星)が見えてくる。中心星から放出された気体が、中心星からの紫外線によって輝いて見える惑星状星雲は、この段階の天体であると考えられる。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見19番)

   ・19頁の「写真と「NGC6397」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見24番)

   ・25頁の「「系外惑星」(以下、L16、L17、図のタイトルの同語)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見27番)

   ・34頁の「もしも地球が現在の位置から5%内側に、または15%外側に移動したとすると、地球の平均表面温度は液体としての水を維持できない温度になると考えられている。」について、指摘事由を変更することが適当とした。(検定意見40番)

   ・36頁の「水星の説明「色合いを強調したもの。」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見41番)

   ・45頁の「「緯度差X°に対する子午線弧の長さ」及び図内の「X°」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見43番)

   ・49頁の「下部」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見45番)

   ・57頁の「「超大陸の変遷と大陸移動」全体」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見48番)

   ・93頁の「上右「付加体」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見70番)

   ・119頁の「「氷河期」とP120L6「氷期」」について、指摘事由を変更することが適当とした。(検定意見119番)

   ・121頁の「ホモ・サピエンスの拡散のルートと年代」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見127番)

   ・125頁の「これらのことから、B、C、Dの層は、陸に近い浅海で連続して積み重なり」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見128番)

   ・148頁の「「塩分」とp.149L19「塩分濃度」」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見141番)

   ・173頁の「よく水がかき回されるので、早く浄化されるという利点もある。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見161番)

   ・184頁の「「仮説の設定」全体とP185L22-25「特に、熱帯夜の増加が顕著で、地球温暖化や都市化による夜間の気温上昇の傾向が強まっていることがわかる。」について、指摘事項を変更することが適当とした。(検定意見164番)

   ・調査意見41番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないことが適当とした

   ・調査意見47番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見104番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見126番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見141番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないことが適当とした

   ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

  

  22-103:

   合否の判定を留保することが適当とした。

   ・16頁の「下右説明「ある地点の緯度(通常使われている天文緯度)は、鉛直線と赤道面のなる角として定義される。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見4番)

   ・19頁の「氷河時代(以下、図2のタイトル)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見6番)

   ・81頁の「付加体中の青矢印」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見28番)

   ・103頁の「初期の人類は、すでに石器と火を用いていたと考えられている。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見50番)

   ・103頁の「「ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人、旧人)」(以下、P103図27の「ホモ・ネアンデルターレンシス(旧人)」と「ホモ・エレクトス(原人)と「アウストラロピテクス・アファレンシス(猿人)」)」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見53番)

   ・103頁の「人種」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見54番)

   ・168頁の「太陽の近くでは水素やヘリウムのようなガスは原始太陽からの強い紫外線などにより吹き飛ばされ、」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見75番)

   ・198頁の「この宇宙が大爆発(ビックバン)を起こし、膨張を始めたという」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見86番)

   ・203頁の「ファインダーには必ずふたをしておく。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見88番)

   ・221頁の「1950年に陸地の約1/4を占めていた森林は、伐採や開墾によって減少を続けている。」、「その結果、地域の気候の変化をもたらし、地球のエネルギー収支や水の循環の様子が変わり、気候の変化が生じると考えられている。」について、検定意見を付すことが適当とした。(検定意見94番)

   ・調査意見8番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないことが適当とした

   ・調査意見11番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見23番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見35番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見37番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見75番については、意見が出され、検定意見としないことが適当とした。

   ・調査意見81番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないことが適当とした

   ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

  

  

(以上)

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