教科用図書検定調査審議会第2部会(第2回)議事要旨

1.日時

令和5年10月26日(木曜日) 10時00分~15時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)3階 3F1特別会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

石橋委員,伊藤委員,上野委員,江口委員,大野委員,岡本委員,奥波委員,神田委員,黒川委員,黒木委員,白砂委員,高岡委員,髙橋委員,武井委員,巽委員,田中委員,椿委員,出村委員,西川委員,野林委員,三沢委員,宮崎委員,村上委員,山家委員
 

文部科学省

高橋主任教科書調査官,中前教科書調査官,矢吹教科書調査官,遠藤教科書調査官,木元教科書調査官,黒澤教科書調査官,小堀教科書調査官,小宮教科書調査官,鈴木教科書調査官,永田教科書調査官,橋本教科書調査官,藤本教科書調査官,三島教科書調査官,三橋教科書調査官,森上教科書調査官,山口教科書調査官,黄地教科書課長,相原教科書企画官,池田教科書検定調整専門官 他
 

5.議事要旨

1.令和7年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)
 
【中学校 社会(歴史的分野)】
受理番号105-7(教科書番号002-72):東京書籍
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 60)
・50ページの「トルファンの樹下美人図(右)(…右:静岡県 MOA 美術館蔵)」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・63ページの「「年表でこの時代をふり返ろう」中,「イスラム帝国の拡大(→4章)」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
・105ページの「オルテリウス「世界の舞台」(1570年刊)」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日部会長が確認することとした。(11月9日までに部会長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)(検定意見28番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-8(教科書番号017-72):教育出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 27)
・16ページの「西まわり航路」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
・232ページの「工業生産の移り変わり」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日部会長が確認することとした。(11月9日までに部会長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)(検定意見21番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-9(教科書番号046-72):帝国書院
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 37)
・46ページの「シルクロード上にあった都市で発見された女性像(左)〔『樹下美人図』静岡県MOA美術館蔵〕」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・85ページの「室町幕府と主な守護大名」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・156ページの「幕府直轄の学問所の林信篤の意見」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
・折込2の「「歴史年表」,「世界の主な出来事」中,「〔トルコ・ブルーモスク〕」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見37番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-10(教科書番号081-72):山川出版社
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 19)
・85ページの「守護大名の分布」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-11(教科書番号116-72):日本文教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 32)
・52ページの「平安京(大内裏)」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・71ページの「平治物語絵巻断簡 滋賀県 MIHO MUSEUM蔵」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
・87ページの「主な守護大名(15世紀初め)」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・107ページの「海南島の塗色 110ページ図1も同様。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-12(教科書番号225-72):自由社
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 65)
・13ページの「後円部の高さ 35,8m」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日部会長が確認することとした。(11月9日までに部会長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)(検定意見5番)
・23ページの「縄文土器 左の底のとがった土器は約1万年前(縄文早期)の尖底土器で、煮たきに用いました。……(左・青森県郷土館提供、……)」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
・89ページの「衹園祭の山鉾巡業を復活させ」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
・131ページの「手前が堂島川で」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見39番)
・132ページの「「寺子屋の教育」中,「全国の師匠の3人に1人が、女性でした」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
・214ページの「「皇帝一家の殺害とロシア革命の評判」中,「1918年の夏、ニコライ2世の一家は深夜に起こされ、地下室で2歳の幼児を含む全員が銃殺されました。」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
・261ページの「休戦後、日本は掃海作業にあたりました。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見51番)
・調査意見48番について,小委員会での意見のとおり,指摘事由を変更することとした。(検定意見55番)
・281ページの「事件が新聞で報じられると、日本中から今のお金で2500万円に相当する義援金が寄せられました。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見58番)
・295ページの「「事項さくいん」中,「ナウマンソウ」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見63番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-13(教科書番号227-72):育鵬社
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 39)
・73ページの「守護のしごとは,……京都の御所の警備と,……取りしまることである。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
・172ページの「版籍奉還後は政府から家禄として米が支給されていた。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
・折込みの「時期区分」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見39番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
受理番号105-14(教科書番号229-72):学び舎
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 27)
・69ページの「「通交を求めたクビライ=カンの国書」中,「私の先祖が天下を支配したので、遠くの国もわが国をおそれて、朝貢に来ている。日本は高麗に接しており、開国以来、ときには中国とも通交してきた。」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
・69ページの「「マルコらの行程」中,海南島の塗色 81ページ図6「15世紀アジアの海上交易路」中,海南島も同様。」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
・83ページの「分国法」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・200ページの「「ロシアの首都ペトログラード(サンクトペテルブルグ)でのデモ行進」中,「横断幕には……「兵士の家族に,食料の配給を増やせ/自由を守れ/人民に平和を」(右)と書かれている。」」について,小委員会での意見のとおり,検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 

                                                 (以上)

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初等中等教育局教科書課