平成26年11月14日（金曜日） 10時30分～17時30分
中央合同庁舎7号館東館7階 7F1会議室
荒木委員，家近委員，上山委員，大石委員，金井委員，黒沢委員，河野委員，齋藤委員，高橋（久）委員，服部委員，原田委員，森委員，山崎委員
照沼主任教科書調査官，村瀬主任教科書調査官，高橋（秀）教科書調査官，中前教科書調査官，橋本教科書調査官，三谷教科書調査官，望月教科書課長，梶山教科書企画官，坂下教科書検定調整専門官 他
1．平成28年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について，審議を行った。（なお，下記の申請者名は，参考までに記載しているものであり，実際の審議の際は，申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。）
【中学校 社会科（歴史的分野）】
受理番号26－65：（学び舎）
検定審査不合格とすることが適当とした。
・13ページの「氷期 地球全体の気候が長期に寒冷化した時期。約200万年前から1万年前までつづいた。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・72ページの「キリスト教は中国や中央アジアにも広まり，景教とよばれていました。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・108ページの「1615年，徳川家康が豊臣氏を滅ぼすと，大名たちは，徳川家にそむく気持ちがないことをしめすために，江戸に参勤するようになりました。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・111ページの「出島の向かいの大きな屋敷が長崎奉行所。その左側は唐人屋敷。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・126ページの「1722（享保7）年，吉宗は，みずから頭を下げて幕府の困窮を大名たちに説明し」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・228ページの「中国革命をくいとめる（全体）」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
その他の箇所については，そのまま欠陥箇所とすることが適当とした。
受理番号26－68：（自由社）
※本申請図書については，152ページまで（古代から近世まで）の審査を第2回歴史小委員会（平成26年11月7日開催）で行った。
検定審査不合格とすることが適当とした。
・2ページの「日本文明の伝統 世界のどの国にも、それぞれの固有の歴史があります。・・独自の文明を育てました。・・自立した独自の文明を築いてきました。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・2ページの「世界でもっとも安全で豊かな日本を築いてきたのです。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・48ページの「高句麗は、百済の首都漢城（現在のソウル）を攻め落としたが、任那を拠点とした大和朝廷の軍勢の抵抗にあって、半島南部の征服は果たせなかった。しかし、404年、大和朝廷は高句麗と交戦したのち、朝鮮半島から兵を引いた。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・69ページの「10世紀に入ると、人口が増え、新田が不足したために、班田収授法はいきづまった。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・71ページの「10世紀末になると、刀伊（満州の女真族）が九州を襲い、」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・77ページの「院政が始まると、白河上皇は、平氏を中心とする武士団を・・・武士の発言力がしだいに強くなった。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・81ページの「石塁」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・89ページの「異国警護番役」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・155ページの「産業革命は、18世紀なかばにはフランス、ドイツ、アメリカにも広がっていった。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・156～157ページの「16世紀から18世紀にいたる300年間に、・・・他方、清朝の中国、李朝の朝鮮などのアジア諸国は、軍事技術の発達に関心をもたなかった。日本では、17世紀の初めに成立した江戸幕府が、軍事技術の発達をむしろ抑制して平和な社会をつくっていた。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・欠陥箇所179番について，意見が出され，指摘事項を変更することが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，指摘事項を変更することが適当とした。）
・157ページの「イギリスは、植民地のインド人に麻薬のアヘンをつくらせ、・・・1840年、アヘン戦争が始まった。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・160ページの「橋本佐内」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・170ページの「わが国が新しい時代に対応する政治体制への切りかえを比較的早くすることができ、朝鮮や清国が遅れたのはなぜでしょうか。・・・ここに、日本が朝鮮や清国よりも早く政治体制を切りかえることができたわけがあったのです。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・172ページの「その後、ロシア人が樺太に移住し、日本人とロシア人の雑居の地であることを認めさせた。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・180～181ページの「幕末・明治期の日本人の生き方（全体）」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・187ページの「「教育勅語」中，「日本古来の道徳・習慣がないがしろにされていることをただすために」」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・210ページの「「韓国併合」中，「灌漑施設をつくり、、」」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・212ページの「「三国同盟と三国協商」中，「協商とは、文書での取り決めはしないが強いつながりを示す外交用語」」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・228ページの「孫文のあとをついだ蒋介石は1919年に国民党を結成したのち、」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
・230ページの「1939年の時点で、満州国は・・タイ、ポーランド、バチカンなど・・承認されていた。」について，意見が出され，欠陥箇所とすることが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。（11月28日までに小委員長が内容を確認した結果，欠陥箇所とすることが適当とした。）
その他の箇所については，そのまま欠陥箇所とすることが適当とした。
（以上）
初等中等教育局教科書課