教科用図書検定調査審議会 平成27年度第1部会国語小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

平成27年9月11日(金曜日)10時30分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F4会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

飯田委員、大池委員、小方委員、菅委員、田中委員、寺島委員、新飯田委員

文部科学省

加藤主任教科書調査官、小原教科書調査官、林教科書調査官、舟見教科書調査官、今田教科書調査官、望月課長、黄地教科書課企画官、竹内課長補佐 ほか

5.議事要旨

1.  寺島委員が小委員長に選出され、寺島委員より田中委員が小委員長代理に指名された。
2.平成29年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。(なお、下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。

【高等学校 国語総合】

27-94:(教科書番号348/349):(数研出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 16)
    ・上巻115ページの「学習1 本文冒頭から一一〇頁8行目では、これから本文で述べる内容を提起している。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・上巻225ページの「●質問してみる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
    ・上巻248ページの「川端康成は、受賞講演で「美しい日本の私」という評論を読み上げた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
    ・上巻249ページの「東京帝国大学法学部を卒業し、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-95:(教科書番号350):(数研出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 14)
    ・207ページの「●質問してみる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・360ページの「川端康成は、受賞講演で「美しい日本の私」という評論を読み上げた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・361ページの「東京帝国大学法学部を卒業し」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-96:(教科書番号351):(数研出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 16)
    ・211ページの「●質問してみる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
    ・232ページの「(タイトル)有名作品の冒頭文」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
    ・233ページの「和歌と散文を融合させた歌物語。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    ・273ページの「(絵のキャプション)…胸にせまるものがこみ上げる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
    ・348ページの「川端康成は、受賞講演で「美しい日本の私」という評論を読み上げた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-97:(教科書番号352/353):(明治書院)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 11)
    ・上巻223ページの「言葉の学習 3 この文章は「です」「ます」を用いた敬体で書かれているが、その効果について話し合ってみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-98:(教科書番号354):(明治書院)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 9)
    ・36ページの「読書のすすめ ◎大正時代の芥川龍之介の小説から、明治時代の夏目漱石や森鴎外に発展させ、今もなお読み継がれる小説や随筆の面白さを味わう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・36ページの「読書のすすめ 夏目漱石『夢十夜・文鳥』 漱石作品の違う一面を味わえる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
    ・61ページの「読書のすすめ ◎言葉の多義性、さまざまな表現技法など実用的な内容から、さらに言葉への興味を深める文章に触れてみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
    ・200ページの「読書のすすめ 有島武郎『小さき者へ・生まれ出づる悩み』 絵を描くことと、生活のための漁師との苦悩を描いた「生まれ出づる悩み」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-125:(教科書番号340/341):(教育出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 25)
    ・上巻83ページの「例えば、「ママ」という言葉が「マンマ」と分化する時」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・上巻188ページの「詞書 短歌などの初めに歌の趣意を表した言葉のこと。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    ・下巻12ページの「(4)マル1 「ア段音+う(au)は「オウ(ou)」、……と読む。……キョウ(kyou)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
    ・調査意見8番については、指摘事項を変更することとした。(検定意見11番)
    ・下巻90ページの「序詞 ……印象的に導き出す語。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・下巻91ページの「古今和歌集……平安時代初期」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
    ・下巻91ページの「新古今和歌集……藤原定家ら六名」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
    ・下巻122ページの「表全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見18番)
    ・下巻203ページの「小林一茶……独自の俳諧を詠んだ。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-126:(教科書番号342):(教育出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 15)
    ・224ページの「企画書マル1 全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
    ・231ページの「課題4全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
    ・238ページの「(4)マル1 「ア段音+う(au)は「オウ(ou)」、……と読む。……キョウ(kyou)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・328ページの「表全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
    ・394ページの「小林一茶……独自の俳諧を詠んだ。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
27-127:(教科書番号343):(教育出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 16)
    ・54ページの「現実に生きる平凡な人間の内面や環境世界との葛藤が描かれ、個性を持つ人間が筋を作り出していくものが多い。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
    ・70ページの「意見や根拠は、……文章全体に散布されている場合」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    ・233ページの「(4)マル1 「ア段音+う(au)は「オウ(ou)」、……と読む。……キョウ(kyou)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
    ・282ページの「小林一茶……俳諧を詠んだ。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
    ・299ページの「表全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
   (以上)


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初等中等教育局教科書課