火山活動の総合判断

課題番号7013

(1)実施機関名:

気象庁

(2)研究課題(または観測項目)名:

火山活動の総合判断

(3)関連の深い建議の項目:

4(1)推進体制の整備

(4)その他関連する建議の項目:

4(4)研究者,技術者,防災業務・防災対応に携わる人材の育成
4(5)社会との共通理解の醸成と災害教育

(5)優先度の高い地震・火山噴火との関連

桜島火山噴火

(6)平成25年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

 各年度とも3回の火山噴火予知連絡会(定例会)を開催し,全国の火山活動の状況についての検討を行った.平成23年に噴火活動のあった霧島山(新燃岳)については,詳細な活動評価を行い検討結果を取りまとめた.また,桜島を始めとした火山ごとの活動評価を行い,検討結果を,「全国の火山活動の評価」として取りまとめた.これらの検討結果は,火山噴火予知連絡会終了後に報道発表し,気象庁の「火山の状況に関する解説情報」で発表するとともに,気象庁ホームページでも公表した.
 火山噴火予知連絡会の観測体制等に関する検討会における検討結果をとりまとめ,それを踏まえて防災科学技術研究所と地震計,傾斜計,空振計等の観測データの交換を実施した.

(7)本課題の5か年の到達目標:

 防災関係機関の防災活動に資するため,引き続き全国の火山活動の状況について総合的な判断を実施する.特に噴火が近づいた火山や噴火中の火山について,最新の研究成果に基づき現在の状態から火山噴火や噴火終息に至るまでの過程についての噴火推移の予測を試みる.

(8)本課題の5か年計画の概要:

 年3回開催予定の火山噴火予知連絡会(定例会)において,全国の火山活動の総合的な評価を実施する.また,火山噴火発生等の異常時に開催する臨時の幹事会や連絡会(定例会,臨時会)において,火山噴火の可能性や火山活動の推移の予測等について評価し,火山噴火予知連絡会統一見解等の判断結果については報道発表や気象庁の火山情報で公表する.
 防災科学技術研究所等が新規に整備する観測施設など,監視に必要なデータについては,観測データの交換対象に追加する.

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名:

火山噴火予知連絡会事務局(気象庁地震火山部火山課)

他機関との共同研究の有無:有
火山噴火予知連絡会委員
(監視に関するデータ提供機関)
大学,研究機関,自治体,地方整備局等の火山観測実施機関

(10)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:地震火山部管理課 地震調査連絡係長
電話:03-3212-8341(内線:4514)
e-mail:jmajishin_kanrika@met.kishou.go.jp
URL:http://www.jma.go.jp/

(11)この研究課題(または観測項目)の連絡担当者

氏名:松森 敏幸
所属:気象庁地震火山部火山課

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成26年07月 --