課題番号6011
国土地理院
地殻活動データベース整備・更新
4(2)イ 地震・火山現象のデータベースとデータ流通
4.(2)ア. 観測基盤の整備
なし
国土地理院が管理するGEONET(電子基準点)、機動観測点等に関する所在情報の修正を随時行い、これと海上保安庁が管理するGPS連続観測局の所在情報を公開し、GNSSデータの利活用に寄与した。
地殻活動総合解析システムについて、平成21~25年度において、三角点におけるGPS観測(高度地域基準点測量)、水準測量、GPS(GEONET)、潮位のデータベース更新を行った。外部公開用のCD-R媒体を作成し、希望者に配布した。
機能拡張等としては、モデル解析について矩形断層の中心位置を指定する機能の追加(平成21年度)、三角点におけるGPS 観測(高度基準点測量、高度地域基準点測量、地域基準点測量)による座標データの新規整備および三角点属性情報の更新(平成23年度)、モーメントマグニチュードおよび剛性率のみで地殻変動量を簡易的に計算できる機能の追加(平成24年度)等を実施した。
GNSSデータクリアリングハウスに登録されているGNSS連続観測局の所在変更が生じた場合、あるいは、GNSS連続観測局が追加された場合には、データベースを随時更新する。さらに、現在公開している国土地理院と海上保安庁以外の機関が管理するGNSS連続観測データの所在情報についても整備を進める。
地殻活動総合解析システムの維持及びデータベースの更新を行う。水準測量、GNSS(GEONET)、潮位観測データにおいては、年度毎に観測結果を追加するとともに、これらの原データの管理部署で進められているエラーデータの排除や観測の再解析結果を反映し、データベースを最新の状態に保つ。
平成26~30年度において、メタデータの更新を適宜実施するとともに、対象を他機関のGPS連続観測点にも広げることにより、より一層の環境整備を進める。
以上は、国土地理院経費のうち地理空間情報整備・活用等推進費に基づいた計画である。
平成26~30年度において、上記の到達目標を実現するため、各年度ごとにシステムの維持及びデータベースの更新を行う。また、システムのユーザーインターフェース改良等を平行して実施する。外部公開用のCD-R媒体を作成し、希望者に配布する。
以上は、国土地理院経費のうち災害情報整備推進費に基づいた計画である。
測地観測センター 衛星測地課
地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室
他機関との共同研究の有無:無
部署等名:地理地殻活動研究センター 研究管理課
電話:029-864-5954
e-mail:eiss@gsi.go.jp
URL:http://www.gsi.go.jp
氏名:矢来博司
所属:地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成26年07月 --