GNSS連続観測（GEONET）

 

課題番号6005

（1）実施機関名：

国土地理院

（2）研究課題（または観測項目）名：

GNSS連続観測（GEONET）

（3）関連の深い建議の項目：

4(2)ア．観測基盤の整備

（4）その他関連する建議の項目：

なし

（5）優先度の高い地震・火山噴火との関連

東北地方太平洋沖地震、南海トラフの巨大地震、首都直下地震、桜島火山噴火

（6）平成25年度までの関連する研究成果（または観測実績）の概要：

　平成23年東北地方太平洋沖地震ほか、国内全域で発生した地震及び火山活動等に伴う地殻変動を検出した。また、観測データは、プレート間固着状況のモニタリング、火山性地殻変動等の研究等に利用された。

（7）本課題の5か年の到達目標：

　GEONETによる地殻変動連続観測を着実に継続し、日本列島全域の地殻変動・火山活動のモニタリングシステムの高度化をさらに推進することを目指す。

（8）本課題の5か年計画の概要：

　全国において、GNSS連続観測点を平均20キロメートル間隔の配置として維持するとともに、観測を継続する。必要に応じて、重点的な観測地域において観測点密度を考慮した観測体制の充実を目指す。
　電子基準点のGNSS化・最新のITRF座標系の実現等に伴いGEONETの解析手法の高度化を図る。

（地殻監視課）

　国際GNSS事業（IGS）に参加して国内のIGS点のデータ提供を継続することにより、GEONETで衛星の位置情報として用いるIGS精密暦の精度を確保し、地殻変動やプレート運動監視の基準となるITRF座標系の構築に貢献する。

（衛星測地課）

　以上は、国土地理院経費のうち地理空間情報整備・活用等推進費に基づいた計画である。

（9）実施機関の参加者氏名または部署等名：

測地観測センター　地殻監視課、衛星測地課

他機関との共同研究の有無：無

（10）公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名：地理地殻活動研究センター　研究管理課
電話：029-864-5954
e-mail：eiss@gsi.go.jp
URL：http://www.gsi.go.jp

（11）この研究課題（または観測項目）の連絡担当者

氏名：矢来博司
所属：地理地殻活動研究センター　地殻変動研究室