課題番号1915
京都大学防災研究所
歴史記録の電子化
4.(2)イ. 地震・火山現象のデータベースとデータ流通
1.(1)ア.史料の収集とデータベース化
2.(2)ア.プレート境界滑りの時空間発展
南海トラフの巨大地震
東南海・南海道震前の地震活動や応力状態を知るために、過去の地震データは最も重要な情報の一つである。劣化しつつある歴史地震記録を電子化し、データベースを構築することが本研究の主な目的である。
京都大学では、阿武山・別府・阿蘇・上賀茂等で記録された一世紀以上におよぶ地震の観測データおよび約半世紀にわたる地殻変動連続観測データを保有している。これらのうち、阿武山観測所のウィヘルト地震計および大震計の大部分と上賀茂観測所の大森式地震計の一部は電子化されているが、それ以外のデータは依然として紙媒体のままであるため、管理および活用に困難を極めているし、データは年々劣化している。これらの貴重な観測記録を電子化し、データベース化をはかり、全世界の地震・火山研究者の利用に供する。加えて、阿武山観測所においては、これらのデータを記録した歴史的な地震計を動態保存し、電子化した記録とともに、サイエンスミュージアムとしてのアウトリーチ活動に活用する。
平成26~27年度においては、阿蘇のウィヘルト地震計のデータを電子化する。平成28~30年度においては、上賀茂観測所の大森式地震計の未処理分および、別府のウィヘルト地震計のデータを電子化する。
京都大学防災研究所・理学研究科
他機関との共同研究の有無:有
地震予知総合研究振興会、松浦律子
部署等名:京都大学防災研究所
電話:0774-38-3348
e-mail:
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氏名:飯尾能久
所属:京都大学防災研究所地震予知研究センター
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成26年07月 --