緊急地震速報の予測手法の高度化に関する研究

課題番号7008

(1)実施機関名:

気象庁

(2)研究課題(または観測項目)名:

緊急地震速報の予測手法の高度化に関する研究

(3)関連の深い建議の項目:

3.(4) 地震・火山噴火の災害誘因の即時予測手法の高度化

(4)その他関連する建議の項目:

なし 

(5)優先度の高い地震・火山噴火との関連

 とくに特定の地震を想定したものではない

(6)平成25年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

新規研究

(7)本課題の5か年の到達目標:   

 地震動の即時予測において、より迅速性・堅牢性を向上させるとともに,広い震源域をもつ巨大地震の場合や、広域に複数の地震が連発する場合であっても、震度の適切な即時予測が可能となる手法を構築する。
また,震度(比較的短周期)の即時予測に加え、長周期まで(おおよそ10秒程度まで)の様々な揺れの即時予測に対応できるように拡張・強化する。

(8)本課題の5か年計画の概要:

 従来の地震動即時予測は、震源とマグニチュードの早期決定のみに焦点を当てるアプローチが多かったが、本課題では、観測網からリアルタイムで得られる揺れの実況値を用いる点が特徴である。これにより、(震度だけではなく)長周期地震動を含めた波形での予測が可能となる。
多点観測網のデータを有効に活用する手法を検討する。観測網からリアルタイムで得られる震度分布の実況値にデータ同化を適用し、時間発展的な波動伝播の計算により未来予測を行い、逐次予測精度を上げていくモデルを導入する。また、震源やマグニチュードが未推定の状態でも、実況値から予測が可能な手法をめざす。このことにより迅速性・堅牢性の向上を図る。
 さらに,本計画では、上記の震度の即時予測に加えて、長周期地震動まで含む様々な周期での地震動即時予測が行えるように手法を拡張する。それらをリアルタイムで適用できるように計算手法の工夫を図る。

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名:

気象庁気象研究所地震津波第3研究室
他機関との共同研究の有無:なし

(10)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:気象庁気象研究所企画室
電話:029‐853‐8536
e-mail:ngmn11ts@mri-jma.go.jp
URL:http://www.mri-jma.go.jp/

(11)この研究課題(または観測項目)の連絡担当者

氏名: 干場 充之
所属: 気象庁気象研究所地震津波研究部第3研究室

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成26年07月 --