地震・津波被害に対する地域社会の脆弱性測定に基づくボトムアップ型コミュニティ防災・減災に関する文理融合的研究

課題番号1704

(1)実施機関名:

名古屋大学

(2)研究課題(または観測項目)名:

地震・津波被害に対する地域社会の脆弱性測定に基づくボトムアップ型コミュニティ防災・減災に関する文理融合的研究

(3)関連の深い建議の項目:

3(2)地震・火山噴火の災害発生機構の解明

(4)その他関連する建議の項目:

3(1)地震・火山噴火の災害事例の研究

(5)優先度の高い地震・火山噴火との関連:

 南海トラフの巨大地震

(6)平成25年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

 「新規研究」

(7)本課題の5か年の到達目標:

 「脆弱性」という概念は、ボトムアップ型コミュニティ防災・減災を考えるための基本的フレームにとって中心的な位置を占める。しかし、「脆弱性」をどう捉えるかに関しては、様々な立場がある。本課題の到達目標は、「脆弱性」概念に関して、概念的整理を行うとともに、東日本大震災の被災地の状況を参照しながら内容を明確化し、最終的に尺度として洗練させることである。

(8)本課題の5か年計画の概要:

 初年度(2014年度)においては、地震・津波被災地、具体的には東日本大震災の被災地に関して、避難行動等においてコミュニティがどのような防災・減災力を発揮したか/しなかったかを検証し、脆弱性とコミュニティ防災・減災力に関する作業仮説を構築する。
 2015年度〜2017年度においては、南海トラフ巨大地震で被害が想定される中小都市、沿岸漁村、大都市の3つの空間的・社会的特性の異なる地点を選定し、作業仮説の検証を行う。
 最終年度(2018年度)においては、脆弱性尺度をより洗練させ、ボトムアップのコミュニティ防災・減災を考えるための基礎的なフレームの構築に貢献する。

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名:

黒田由彦(名古屋大学環境学研究科)
高橋誠(名古屋大学環境学研究科)
田中重好(名古屋大学環境学研究科)
黒田達朗(名古屋大学環境学研究科)
室井研二(名古屋大学環境学研究科)
鈴木康弘(名古屋大学減災連携研究センター)
堀和明(名古屋大学環境学研究科)
山岡耕春(名古屋大学環境学研究科・地震火山研究センター)

他機関との共同研究の有無:無

(10)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名: 名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センター
電話:052−789−3034
e-mail: 
URL:http://www.seis.nagoya-u.ac.jp

(11)この研究課題(または観測項目)の連絡担当者

氏名:黒田由彦
所属:名古屋大学大学院環境学研究科

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成26年07月 --