歴史時代に発生した地震・火山などの災害に関する多角的な研究

課題番号1513

(1) 実施機関名:

東京大学地震研究所

(2) 研究課題(または観測項目)名:

歴史時代に発生した地震・火山などの災害に関する多角的な研究

(3)関連の深い建議の項目:

3.(1)地震・火山噴火の災害事例の研究

(4)その他関連する建議の項目:

1.(1)ア.史料の収集とデータベース化
1.(1)イ.考古データの収集・集成と分析
1.(1)ウ.地質データ等の収集と整理
1.(2)ア.史料,考古データ,地質データ及び近代的観測データ等に基づく低頻度大規模地震・火山現象の解明

(5)優先度の高い地震・火山噴火との関連:

 首都直下地震の発生が懸念される関東地方、南海トラフ沿いでの海溝型巨大地震の発生が懸念される東海・南海地方で、歴史時代に発生した災害事例を研究対象として、自然災害における地震・津波・火山災害の特徴の解明を目指す。

(6)平成25年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

新規研究

(7)本課題の5か年の到達目標:

 歴史資料などに基づき、歴史時代に発生した地震・津波・火山災害などに関して、当時の人々の対応や教訓などを検討する。現代とは異なる社会状況の元で発生した災害時における対応や教訓、復興過程などから、今後の防災・減災施策、復興施策などの検討に資する材料の提示を目的とする。また、地震・津波・火山噴火に起因する災害だけではなく、気象災害や火災など半ば人為的な災害についても検討の対象とし、日本列島における自然災害史の全体像の提示を目指す。

(8)本課題の5か年計画の概要:

[平成26・27年度]
 歴史資料などに基づいて、歴史時代に発生した地震・津波・火山災害などについて、当時の人々の対応や教訓、復興過程などについて検討する。特に、首都直下地震の発生が懸念される関東地方の歴史災害を対象として研究を実施する。
[平成28・29年度]
 歴史資料などに基づいて、歴史時代に発生した地震・津波・火山災害などについて、当時の人々の対応や教訓、復興過程などについて検討する。特に、南海トラフ沿いでの海溝型巨大地震の発生が懸念される東海・南海地方の歴史災害を対象として研究を実施する。
[平成30年度]
 これまでの研究成果に、新たにデータベース化された史料・考古・地質データを加えて、関東地方や南海トラフで発生した地震・津波・火山噴火などの歴史災害について再検討する。これらの再検討から、自然災害における地震・津波・火山災害の特徴を解明し、今後の防災・減災施策、復興施策などの検討に資する材料の提示を目指す。

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名:

東京大学地震研究所 佐竹健治・西山昭仁
他機関との共同研究の有無:有
東京大学史料編纂所 佐藤孝之・他5名

(10)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:東京大学地震研究所
電話:03-5841-5712
e-mail:yotikikaku@eri.u-tokyo.ac.jp
URL:

(11)この研究課題(または観測項目)の連絡担当者

氏名:佐竹健治
所属:東京大学地震研究所

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成26年07月 --