課題番号7006
気象庁
地震活動・地殻変動監視の高度化に関する研究
2(2)ア.プレート境界滑りの時空間発展
2(2)ウ.地震活動評価に基づく地震発生予測・検証実験
南海トラフの巨大地震
(7011)東海地震予知技術と南海トラフ沿いの地殻活動監視技術の高度化に関する研究
精密制御震源・地殻変動・地震活動に関して、これまで開発してきた技術の高度化や自動化を進めるとともに、補正技術の高度化により異常検知技術の向上が図られた。地震発生シミュレーションに関しては、長期的スロースリップイベントを地震発生モデルに取り入れ、モデルの説明能力を向上させるとともに、トラフ軸付近まで地震すべりが発生するようなパラメータを組み込むことにより、より様々な地震発生パターンをモデルにより再現した。
地震活動や地殻変動について、新たな評価手法や監視技術等を導入することにより、より微小な変化を逐次的にとらえる技術を開発する。また、地震発生シミュレーションを通じて、地震・地殻活動の変化と大地震発生との関係に関する評価手法の改善を図る。
これまで地震発生前の変化が報告されている地震活動に関する指標を逐次的に解析する手法を構築する。長期的な地殻変動の把握を行うとともに、これまでよりも微小な地殻変動を検出できる技術を開発する。地殻変動解析で得られた知見などを地震サイクルシミュレーションモデルに取り込むとともに、前駆すべりの多様性を表現できる大地震発生モデルの構築を目指す。
気象研究所地震津波研究部
他機関との共同研究の有無:なし
部署等名:気象研究所企画室
電話:029-853-8552
e-mail:ngmn11ts@mri-jma.go.jp
URL:http://www.mri-jma.go.jp/
氏名:小林昭夫
所属:気象研究所地震津波研究部
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成26年07月 --