課題番号7002
気象庁
自己浮上式海底地震計観測による宮城県沖の地震活動
1(2)イ.プレート境界巨大地震
東北地方太平洋沖地震
計画期間中は毎年2回程度の観測航海を行い,宮城県沖を中心に海底地震計による観測を行った.平成25年度は,5月,11月の2回の観測航海により,20点の海底地震計について設置,回収作業を行い,2012年11月から2013年10月にかけてのデータを取得した. 取得したデータについては,共同研究機関の東北大学等と連携して解析を進めており,これまでにも,東北地方太平洋沖地震の余震の詳細な分布が得られている.また,2012年12月7日に三陸沖の太平洋プレート内及びプレート境界でほぼ同時に発生した2つの地震について,海底地震計のデータ
を用いて精度の高い解析を進めている. なお,仙台管区気象台では,共同研究機関の東北大学の協力を得、東北地方太平洋沖地震発生以前の2008年,2009年,2010年のデータの解析し,海底地震計のデータを含めた震源再計算結果を地震年報に掲載した.
想定宮城県沖地震の震源域及びその周辺において自己浮上式海底地震計による地震観測を行い,その海域で発生している地震活動を詳細に把握するとともに,精度の高い震源分布を求める.また,震源決定手法の改良・高度化も行う.
宮城県沖において4か月(2か月2回)程度の自己浮上式海底地震計による地震観測を実施し,地震データを蓄積するとともに,検測・解析処理を行う.
気象庁
他機関との共同研究の有無:有
東北大学
部署等名:地震火山部管理課 地震調査連絡係長
電話:03-3212-8341(内線:4514)
e-mail:jmajishin_kanrika@met.kishou.go.jp
URL:http://www.jma.go.jp
氏名:吉田 康宏
所属:気象庁地震火山部管理課
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成26年07月 --