断層周辺の地下構造調査への地震波干渉法等の適用

課題番号：5008

（1）実施機関名：

独立行政法人産業技術総合研究所

（2）研究課題（または観測項目）名：

断層周辺の地下構造調査への地震波干渉法等の適用

（3）最も関連の深い建議の項目：

2.（3‐2）ア.断層面の不均質性と動的破壊特性

（4）その他関連する建議の項目：

3.（3）ア.地下状態モニタリング技術

（5）平成20年度までの関連する研究成果（または観測実績）の概要：

　関東平野や十日町市域での反射法地震探査によって、地表兆候の少ない断層の連続性を、宮城県北部において不均質性を示すとともに、その限界を把握した。

（6）本課題の5ヶ年の到達目標：

　断層面の不均質性や地下状態のモニタリングに必要な地下構造の情報を取得するために、地震波干渉法等の手法を試し、有効な調査や処理の手法の確立を目指す。

（7）本課題の5ヵ年計画の概要：

　前半は、反射法地震探査等により地下構造の明らかとなっている地域において地震波干渉法等を適用し、地震波干渉法等で反射法地震探査に近い精度の構造を得られるように調査や処理の手法の改善を行う。後半は、特に反射法地震探査が困難な都市域や人工ノイズの大きな地域で、かつ、断層面の不均質性解明の見込まれる地域や、地下状態のモニタリングが望まれる地域において、地震波干渉法等を適用する。

（8）実施機関の参加者氏名または部署等名：

地質情報研究部門　地殻構造研究グループ

他機関との共同研究の有無：無

（9）公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名：地質情報研究部門　地殻構造研究グループ
URL：http://unit.aist.go.jp/igg/tecto‐phys‐rg/