高速剪断摩擦試験機を用いた断層摩擦の研究

課題番号:3015

(1)実施機関名:

防災科学技術研究所

(2)研究課題(または観測項目)名:

高速剪断摩擦試験機を用いた断層摩擦の研究

(3)最も関連の深い建議の項目:

2.(4)ウ.摩擦・破壊現象の規模依存性

(4)その他関連する建議の項目:

2.(4)ア

(5)平成20年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

新規研究

(6)本課題の5ヶ年の到達目標:

 地震予測に向けた地震発生の物理モデルの構築には、断層すべりを支配する岩石の破壊・摩擦現象の解明し、さらにそれらの現象を支配する構成則を確立する必要がある。しかし、自然断層内で起こる摩擦現象の理解は,いまだ十分に進んでいるとはいえない。そこで,本研究では、室内実験において,自然地震の発生時に近い条件下で断層すべり再現し、岩石摩擦に関わる断層内素過程の把握を目指す。特に,高速摩擦すべり時の断層の挙動を実験的アプローチにより理解することに重点を置く.

(7)本課題の5ヵ年計画の概要:

平成19年度より防災科学技術研究所において運用開始したサーボ式高速剪断摩擦試験機を用いて以下の研究を行う。
1) 6桁以上の幅広い速度レンジにおける断層すべりの摩擦特性を明らかにし、準静的な変形から地震すべりに至る断層運動を説明できるモデル構築のための室内実験データを取得する。
2) 地震すべりの際に断層面において生成される地震波動を,実験室環境において測定し,高周波波動生成と断層運動との関係を実験的アプローチにより明らかにする.

(8)実施機関の参加者氏名または部署等名:

独立行政法人防災科学技術研究所 観測・予測研究領域地震・火山防災研究ユニット 2名

他機関との共同研究の有無:
なし

(9)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:防災科学技術研究所 アウトリーチ・国際研究推進センター
電話:029‐851‐1611
e‐mail:toiawase@bosai.go.jp
URL:http://www.bosai.go.jp

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成24年08月 --