課題番号:1602
東京工業大学火山流体研究センター
水蒸気爆発発生場における火山性流体の化学組成と比抵抗構造のモニタリング
2.(2‐2)ア.マグマ上昇・蓄積過程
火山ガス組成や湯釜湖水の組成などの化学的な定常的観測データに基づいた熱水系のモデル化が進んだ.これと同時に電磁気学的観測によって火口直下及びその近傍の火山性流体の分布が明らかにされた.水蒸気発生場における火山性流体の挙動の詳細を明らかにし,それと同期する水蒸気爆発場の地下の構造や状態の時間変化を捉える必要がある.
本計画の目標は火口湖の湖水及び噴気ガスの組成・放出量を繰り返し観測し,電磁気学的観測と併せて水蒸気爆発場の流体・ガスのダイナミクスを明らかにすることにある.
平成21年度 湯釜湖水と噴気ガスの組成・放出量の観測手法の検討と電磁気の繰り返し観測システムの構築準備
平成22年度 湯釜湖水と噴気ガスの組成・放出量の観測,湯釜近傍における電磁気の繰り返し観測システムの構築
平成23年度 湯釜湖水と噴気ガスの組成・放出量の観測,湯釜近傍における電磁気の繰り返し観測システムの運用
平成24年度 湯釜湖水と噴気ガスの組成・放出量の観測,湯釜近傍における電磁気の繰り返し観測システムの運用
平成25年度 湯釜湖水と噴気ガスの組成・放出量の観測,湯釜近傍における電磁気の繰り返し観測システムの運用
東京工業大学火山流体研究センター 野上健治・小川康雄・神田径・寺田暁彦
共同研究機関
なし
部署等名:東京工業大学火山流体研究センター
電話:03‐5734‐2515
e‐mail:knogami@ksvo.titech.ac.jp
URL:http://www.ksvo.titech.ac.jp/
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成24年08月 --