課題番号:7008
気象庁
自己浮上式海底地震計観測による宮城県沖の地震活動
1(1)イ.地震発生・火山噴火の可能性の高い地域
1(1)ア.日本列島域
従来の一元化処理データに、海域での観測データを加えて堆積層補正や観測点補正値を検討し、従来の一元化処理による震源よりも精度の高い震源を得ることができた。また、これらの成果に基づき、海域での観測データがない期間の陸上観測データを補正してより精密な震源決定を行った。さらに、海底地震観測が行われている期間では、陸上観測点だけでは捉えられなかった地震が多数観測され、想定宮城県沖地震の震源域での詳細な地震活動データが得られた。2005年8月16日に発生した宮城県沖の地震(M7.2)に関して詳細な余震活動のデータを取得することができた。
これらのデータは地震年報のデータとして公表されている。
想定宮城県沖地震の震源域及びその周辺において自己浮上式海底地震計による地震観測を行い、その海域で発生している地震活動を詳細に把握するとともに、精度の高い震源分布を求める。また、震源決定手法の改良・高度化も行なう。
宮城県沖において4ヶ月(2ヶ月2回)程度の自己浮上式海底地震計による地震観測を実施し、地震データを蓄積するとともに、検測・解析処理を行う。
気象庁
他機関との共同研究の有無:有
東北大学
部署等名:気象庁地震火山部管理課地震調査連絡係
電話:03‐3212‐8341(内線4514)
e‐mail:jmajishin_kanrika@met.kishou.go.jp
URL:http://www.jma.go.jp/
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成22年02月 --