課題番号:6014
国土地理院
プレート境界面上の滑りと固着の時空間変化の把握
2.(2)(2‐1)イ.非地震性滑りの時空間変化とアスペリティの相互作用
1.(1)ア.日本列島域
1.(1)イ.地震発生・火山噴火の可能性の高い地域
1.(1)ウ.東海・東南海・南海地域
2.(1)ア.列島及び周辺域のプレート運動、広域応力場
2.(2)(2‐1)ア.アスペリティの実体
2004年9月の紀伊半島南東沖の地震による余効変動の解析を実施し、震源断層周辺の余効すべりについて検討を行った。また、東海地域のスロースリップについて詳細に検討した結果、当初の浜名湖周辺でのすべりが沈静化し、その周辺ですべりが生じていると推定された。
測地学的手法を用いて、プレート境界面上の滑り分布の推定精度及び分解能の向上を図り、プレート境界面における固着及びゆっくり滑りの時空間的推移を解明する。また、日本列島全域の地殻活動をより高度に理解することで、中長期的な地震発生予測の精度向上を目指す。
GPS連続観測データを用いて、日本列島周辺のプレート境界の滑り欠損分布を推定し、地域ごとの地殻変動及び滑り欠損の特徴を明らかにした上で,その空間分布および時間変化を詳細に把握する。
また、GPS連続観測データ及び過去の測地観測データを用いて、房総半島沖、豊後水道、東海地方等、繰り返し発生するゆっくり滑りや大地震発生後に引き続いて発生する余効すべり等の解析を行い、プレート境界面上で発生する様々な滑り現象に伴う地殻変動の特徴やその履歴を明らかにする。そして、これらの現象が、プレート境界大地震の発生サイクルに与える影響を定量的に明らかにする。
地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室
他機関との共同研究の有無:なし
部署等名:地理地殻活動研究センター 研究管理課
電話:029‐864‐5954
e‐mail:eiss@gsi.go.jp
URL:http://www.gsi.go.jp
研究開発局地震・防災研究課
-- 登録:平成22年02月 --