(2)研究課題(または観測項目)名
高精度地盤変動測量(干渉SAR)
(4)その他関連する建議の項目
- 1.(2)イ.内陸地震発生域の不均質構造と歪・応力集中機構
- 2.(2)イ.東海地域
- 2.(2)ウ.東南海・南海地域
- 2.(2)エ.その他特定の地域
(5)本課題の平成16年度からの5ヵ年の到達目標と、それに対する平成18年度実施計画の位置付け
今後5年間は第6次基本測量長期計画に基づき、地殻・地盤変動地域では1年周期、全国土では5年周期の割合で干渉SARを実施し、面的な変動を明らかにする。平成18年度はJAXA(ジャクサ)から送付されるデータ処理及びシステムの拡張整備を行う。
(6)平成18年度実施計画の概要
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))が、平成18年1月に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)のPALSARデータを使用した干渉SAR解析により、地盤沈下と活火山について重要地域を優先し、高精度地盤変動測量を実施する。
(7)平成18年度成果の概要
平成18年1月に打ち上げられた陸域観測技術衛星(ALOS:だいち)のデータを使用した干渉SARの試験解析を行った。硫黄島(東京都小笠原村)については、地殻変動についての試験的な調査解析結果を報告した。また、定常運用のための処理システムの整備を行った。
(8)平成18年度の成果に関連の深いもので、平成18年度に公表された主な成果物(論文・報告書等)
- 和田弘人・松坂茂・藤原みどり・雨貝知美・飛田幹男・福崎順洋・矢来博司・仲井博之(2007):ALOS/PALSARデータの干渉SAR測量への利用とデータ処理・解析システムの構築概要,国土地理院時報
- 和田弘人,松坂茂,藤原智,藤原みどり,雨貝知美,飛田幹男,矢来博司(2007)The strategy of InSAR geodetic survey project with ALOS/PALSAR in GSI,日本測地学会誌
(9)実施機関の参加者氏名または部署等名
測地部 宇宙測地課
他機関との共同研究の有無
宇宙航空研究開発機構(若干名)