課題番号:3013
独立行政法人防災科学技術研究所
超長周期地震計の開発
日本列島及びその周辺域における地殻活動をより正確にモニタリングすることは、地震発生の予測をする上で最も基本的かつ重要な事項であり、地殻活動予測シミュレーションモデルを開発する際にも、モデル構築、評価、及び実用化に対して現状の観測データが必要不可欠である。様々な規模の、様々な周波数帯域で出現する地球物理的現象を的確に捉え、地殻活動のモニタリングを正確に行うためには、高ダイナミックレンジ、広帯域のセンサーによる、SN比の良いボアホールにおける観測が必要である。したがって、ボアホールタイプでかつ長周期成分まで安定して記録可能な長周期地震計の開発を行い、様々な地球物理現象の把握に努める。これらの到達目標に対して平成17年度では、平成16年度に開発したボアホール型の長周期地震計・強震計の改良を進めた。平成18年度においては、これまでに開発された地震計の性能評価を行うとともに、性能向上のためのさらなる改良を加え、実用化を目指す。
平成17年度までに開発されたボアホール型の広帯域地震計・強震計の性能評価を実施し、更なる性能向上のための改良を加える。
以下に示す地震計の開発を行った。
地震研究部
なし