課題番号:1412

平成18年度年次報告

(1)実施機関名

東京大学地震研究所

(2)研究課題(または観測項目)名

予測シミュレーションモデル高度化のための手法開発

(3)最も関連の深い建議の項目

(4)その他関連する建議の項目

なし

(5)本課題の平成16年度からの5ヵ年の到達目標と、それに対する平成18年度実施計画の位置付け

 本計画では,日本列島域および特定の地域を対象に地殻活動予測シミュレーションモデルを構築する.このモデルはかなり単純なものであり,将来のより現実的なモデル構築へ向けての第一段階のモデルと位置づけられる.本研究では,現在の地殻活動予測シミュレーションでは考慮されていない物理過程をシミュレーションモデルに組み込む手法を開発し,また,現在モデルパラメター推定に用いられていないデータを利用する手法を開発して,シミュレーションモデルの高度化を目指す.
 平成18年度は,GPSデータを用いてプレート境界面上のすべり過程を推定し,これとシミュレーションを組み合わせることにより摩擦パラメターを推定する.また,媒質の不均質性の影響で非平面的に進行する破壊過程についてシミュレーションにより考察する.摩擦熱による流体圧変化・岩石の溶融を考慮して,現実的な断層の動的破壊過程のシミュレーションを行う.

(6)平成18年度実施計画の概要

(7)平成18年度成果の概要

(8)平成18年度の成果に関連の深いもので、平成18年度に公表された主な成果物(論文・報告書等)

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名

加藤尚之,加藤照之,堀宗朗,山下輝夫,宮崎真一,波多野恭弘

他機関との共同研究の有無


九州大学 亀伸樹,東京理科大学 多田卓,建築研究所 芝崎文一郎

(10)問い合わせ先