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（０） 課題番号：3010
（１） 実施機関名：(独)防災科学技術研究所
（２） 研究課題名：大都市大震災軽減化特別プロジェクト
1地震動（強い揺れ）の予測「大都市圏地殻構造調査研究」　２　大規模ボーリング調査
（３） 最も関連の深い建議の項目：２（２）エ．その他特定の地域
（４） その他関連する建議の項目：
（５） 平成１５年度までの関連する研究成果（または観測実績）の概要：
　平成１４年度には、房総半島鴨川市西部で、深さ2000メートル級の調査観測ボーリングを実施し、関東盆地南部の基盤を構成する第三紀下部層のP波・S波速度構造を計測（地震動予測の明確化）し、基盤地質構造を解明した。ボーリング孔を利用し、Hi-netを整備した。
　平成１５年度には、神奈川県西部（足柄平野）で深さ2000メートル級のボーリングを実施し、足柄平野下に伏在する可能性の高い伊豆-小笠原弧の地殻と本州弧の地殻の接合部を観察し、伏在活断層を調査した。地温勾配の高い地域であるため、高感度地震計の地中観測装置の高温試験を実施した。
（６） 本課題の平成１６年度からの５ヶ年の到達目標と、それに対する平成１６年度実施計画の位置付け：
　本調査では、大都市圏での強震動の予測に資するために、平成１４年度から平成１８年度までの５年間で、大都市圏において大規模ボーリングを掘削し、検層・VSP法によって弾性波速度構造を明らかにする。ボーリング調査によって得られる速度構造や地質構造は、現在、地震調査研究推進本部の主導によって進められている平野部の地下構造調査や、本研究で予定されている地殻構造探査の成果と合わせ、総合的な首都圏・近畿圏の速度構造モデルの構築に資する。また、調査井を利用して、地震調査研究推進本部のもとに進められているHi-netの整備を推進する。
　平成１６年度は、関西地区2箇所において、深さ1000メートル級の調査ボーリングを２箇所実施し、VSP検層などによって、堆積層の物理特性を明らかにすると共にHi-netを整備する。
（７） 平成１６年度実施計画の概要：
　関西地区2箇所において、深さ1000メートル級の調査ボーリングを２箇所実施し、VSP検層などによって、堆積層の物理特性を明らかにすると共にHi-netを整備する。また、神奈川県西部のボーリング孔に高温試験済みの地震計を設置し、Hi-net観測を開始する。
（８） 実施機関の参加者氏名または部署等名：固体地球研究部門等　13名
他機関との共同研究の有無：
独立行政法人産業技術総合研究所　５名
（９） 問い合わせ先
　部署等名：防災科学技術研究所企画部研究企画チーム
　電話：029-863-7782
　e-mail：
　URL：http://www.bosai.go.jp/index.html


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