| （０） | 課題番号：3009 | ||||||||||
| （１） | 実施機関名：(独)防災科学技術研究所 | ||||||||||
| （２） | 研究課題名：長周期地震モニタリング | ||||||||||
| （３） | 最も関連の深い建議の項目： ２．（２）ウ．東南海・南海地域 |
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| （４） | その他関連する建議の項目：
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| （５） | 平成１５年度までの関連する研究成果（または観測実績）の概要： 防災科研Hi-net・F-netのデータに基づいて、卓越周期が約１０秒程度の長周期地震が南海トラフと想定東南海・南海地震震源域との間で間欠的に発生し、一旦活動的になると数週間継続して群発的に活動することが明らかにされた。 |
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| （６） | 本課題の平成１６年度からの５ヶ年の到達目標と、それに対する平成１６年度実施計画の位置付け： 西南日本では、巨大地震発生域である固着域の深部側で深部低周波微動及びスロースリップイベントが発生しているが、固着域の浅部側では間欠的に長周期地震が発生していることが明らかにされた。フィリピン海プレート沈み込み口に相当する南海トラフ付近で発生する長周期地震は、発生場所におけるプレートの結合状態や摩擦特性を反映するものと考えられ、その発生メカニズムを解明することは、プレートの沈み込みプロセスを理解するうえで大変重要であり、巨大地震発生の予測においても重要な地球物理現象である。さらに、長周期地震の発生場所と海底地形、例えば海山との関連を明らかにすることは、アスペリティの実態を理解する上でも重要である。したがって、これらの現象の空間分布や活動の時間変化を明らかにするためにモニタリングを高度化し、発生場所、発生機構等を解明し、プレートの沈み込みプロセスに対する理解を深めることを目標とする。長周期地震と深部低周波微動及びスロースリップイベントは、それぞれ固着域の両端に位置するため、これらの低周波イベントは、プレートの沈み込む過程を反映するものと考えられる。従って、これらの活動の相互関係等を解明し、プレート境界域における歪・応力集中機構を明らかにしていくことも重要である。さらに、日本列島全域において同様のモニタリングを実施し、現象発生の有無を把握すると共に、これらの現象とプレート境界の幾何学的形状や地下不均質構造、流体等との関係を明らかにして、発生メカニズムの解明とプレート境界深部プロセスを明らかにすることを到達目標とする。これらの到達目標に向けて平成１６年度においては、全国的な長周期地震モニタリングを実施すると共に、深部低周波微動との時空間的関係を明らかにし、長周期地震の発生メカニズムの推定を行う。 |
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| （７） | 平成１６年度実施計画の概要： 防災科研Hi-net・F-netのデータを用いて、長周期地震モニタリングを全国規模で実施する。また、これらの地震の発生メカニズム、発生場所の詳細な把握を行う。 |
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| （８） | 実施機関の参加者氏名または部署等名：防災科学技術研究所防災研究情報センター 他機関との共同研究の有無： 無 |
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| （９） | 問い合わせ先 部署等名：防災科学技術研究所企画部研究企画チーム 電話：029-863-7782 e-mail： URL：http://www.bosai.go.jp/index.html |
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