(0) | 課題番号:3005 |
(1) | 実施機関名:(独)防災科学技術研究所 |
(2) | 研究課題名:地震観測網(強震)・予測地図 |
(3) | 最も関連の深い建議の項目: 1.(3)ア.断層面上の不均質性 |
(4) | その他関連する建議の項目: 1.(3)イ.地震波動伝播と強震動予測 |
(5) | 平成15年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要: 地震動予測地図作成手法の研究(強震動・震災被害予測システムに関する研究:震源解析システムに関する研究)の一環として、K-NET、KiK-netの強震動波形データを用いた断層面の不均質破壊過程推定のための波形逆解析システムの整備を行ってきた。本システムでは、地震発生後数日程度で、暫定的な解析を行うことが出来る。 2003年に発生した、宮城県沖地震(5月26日)、宮城県北部地震(7月26日)、十勝沖地震(9月26日)において、上記システムにより波形逆解析を行い、直ちにWebで解析結果を発表した。 |
(6) | 本課題の平成16年度からの5ヶ年の到達目標と、それに対する平成16年度実施計画の位置付け: K-NET、KiK-net以外の強震波形データの同時に使用して解析精度を高めることを目指すと共に、解析システムの高度化を行い、解析に要する時間の短縮をはかる。 現システムでは、全観測点のデータ回収が終了してからしか解析を開始することが出来ないこと、解析の各段階で複数のプログラムに対し多くのパラメターを指定する煩雑な手順などが、解析に時間がかかる要因となっている。システムの高度化しデータ回収装置・データベースとの連携をはかるとともに、逆解析に必要なグリーン関数を地震発生前に計算しておきデータベース化することで、解析にかかる時間の計算時間の短縮を目指す。また、K-NET、KiK-netのデータ以外に、F-netから得られる速度波形を同時に用いることでて解析を行うため、F-netの波形データを取り込むことが出来るようシステムの改修を行う。 平成16年度は、F-netの波形データを取り込むことが出来るようシステムの改修を行うとともに、解析時間短縮に必要なシステムの問題点を検討する。 |
(7) | 平成16年度実施計画の概要: 平成16年度は、F-netの波形データを取り込むことが出来るようシステムの改修を行うとともに、解析時間短縮に必要なシステムの問題点を検討する。 |
(8) | 実施機関の参加者氏名または部署等名: 特になし |
(9) | 問い合わせ先 部署等名:防災科学技術研究所企画部研究企画チーム 電話:029-863-7782 e-mail: URL:http://www.bosai.go.jp/index.html |
ページの先頭へ | 文部科学省ホームページのトップへ |