参考資料3「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画」のレビュー報告書の作成について
地震火山部会(第2回、平成22年4月21日)の審議
「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画」のレビュー報告書について意見交換がなされ、基本的な作成の考え方等について、以下のとおり審議、了承された。
○「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画」レビュー報告書の作成の考え方
- 観測研究の更なる進展と次期の地震及び火山噴火予知観測研究計画の策定を視野に、総括的自己点検評価を行うことを目的に、地震と火山を統合したレビュー報告書を作成する。
- レビュー報告書は、観測研究計画推進委員会で取りまとめる。
- 地震及び火山観測研究における予算、職員数、学生数を毎年調査する。
○ 意見等
- 地震予知と火山噴火予知の観測研究計画が統合したことによる効果、及び問題点等について整理する。
- 年次報告がなかった第7次火山噴火予知計画の最後の2年間も、今回のレビュー報告書の対象期間に含まれるので、この部分の取り扱い方について確認する。
- 顕著な地震・火山活動があった場合、特定地震あるいは特定火山という位置づけで、観測研究の進展を報告する。
- 近年は海外との共同研究等も行われているので、海外での研究成果も視野に入れる。
観測研究計画推進委員会(第4回、平成22年6月14日)の意見交換
地震火山部会(第2回)で示された考えを踏まえ、意見交換がなされ、以下の意見が出された。
- (小泉委員)今建議では予測システムの開発を明瞭に志向したものになっており、その研究成果がいかに生かされているかという観点で作成する。(例えば伊豆東部の成果が気象庁の予測業務に生かされた等)
- (平田委員)次期の計画の策定を視野に入れたものであり、基礎的な科研費等の研究成果の報告とは違い、建議に沿って行われる国のプロジェクトの報告書であることを明確にする。
- (森田委員)火山部分は前建議の残りの2年は年次報告としてまとめられていないので、取りまとめの体制で少し火山のほうは手厚くお願いしたい。
- (清水主査)火山の分野も含め、レビュー作成のために必要と判断される場合には、臨機応変にオブザーバーとしてお呼びして作業を行ってはどうか。
- (事務局)平成23年2月から第6期が始まるが、第6期の2年間にはレビュー報告書の作成や次の建議の実質的な策定の期間なので、それらを想定した委員の委嘱ということも考えられる。
今後の日程(案)
・平成22年11月頃 観測研究計画推進委員会(第6回)
レビュー報告書の骨子案について審議
地震火山年次基礎データの平成22年度調査の取りまとめ
・平成22年12月頃 地震火山部会(第3回)
委員会におけるレビュー報告書の作成方針を報告
--- 平成23年2月 第6期科学技術・学術審議会 ---
・平成23年2月~12月
レビュー報告書作成のため観測研究計画推進委員会を随時開催
・平成24年1月まで 観測研究計画推進委員会(第 回)
レビュー報告書の完成
・平成24年1~3月
地震火山部会(第 回)、測地学分科会(第 回)にてレビュー報告書作成の報告
科学技術・学術審議会(第 回)にてレビュー報告書作成の報告