「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」
平成20年度年次報告(項目別)関係各機関修正意見
1.修正箇所:16ページ上から20行目(堀委員)
に強く影響を
修正内容:の影響を強く
理由:文言の適正化。
対処方針:意見の通り修正
2.修正箇所:16ページ上から25行目(堀委員)
互いに
修正内容:両者の間に
理由:文言の適正化。
対処方針:意見の通り修正
3.修正箇所:16ページ上から25行目(堀委員)
また断層の浅部では高速度域に偏り
修正内容:また、西南日本においては断層の浅部では高速度域に偏り
理由:この特徴は東北日本では明瞭ではないため
対処方針:意見の通り修正
4.修正箇所:18ページ上から24行目(堀委員)
フィリッピン
修正内容:フィリピン
理由:用語を統一するため
対処方針:意見の通り修正
5.修正箇所:23ページ下から9行目(堀委員)
見られる
修正内容:見られることが分かった
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
6.修正箇所:23ページ下から8行目(堀委員)
していなく
修正内容:しておらず
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
7.修正箇所:24ページ上から1行目(堀委員)
領域での構造調査
修正内容:領域で構造調査
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
8.修正箇所:24ページ上から15行目(堀委員)
実態解明
修正内容:実体解明
理由:ここでの意味は「実体」が正しい。
対処方針:意見の通り修正
9.修正箇所:24ページ上から24行目(堀委員)
可能性がある
修正内容:可能性が示唆された
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
10.修正箇所:24ページ上から27行目(飛田委員)
青森県沖から福島沖
修正内容:青森県沖から福島県沖
理由:表現を統一。同様の例(福島沖、宮城沖)が他にもある。
対処方針:意見の通り修正
11.修正箇所:25ページ上から3行目(堀委員)
深部超低周波地震を発見し
修正内容:深部超低周波地震の
理由:「発見」したのは、平成20年度よりも前のことであるため。
対処方針:意見の通り修正
12.修正箇所:28ページ上から8行目(小泉委員)
反射探査システムを用いて海底調査を実施し、震源断層に関連する活断層を見出した(産業技術総合研究所[課題番号:5003])。
修正内容:削除
理由:平成19年度の成果であり、平成19年度年次報告(項目別)にも記載されているため。
対処方針:意見の通り修正
13.修正箇所:47ページ上から7行目(小泉委員)
反射波を検出されるなど
修正内容:反射波が検出されるなど
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
14.修正箇所:47ページ下から2行目(堀委員)
防災科学技術研究所[課題番号:3006]
修正内容:防災科学技術研究所[課題番号:3005、3006]
理由:2つの課題の成果がまとめて記述されているため。
対処方針:意見の通り修正
15.修正箇所:51ページ下から9行目(堀委員)
Suzuki, W., S. Aoi, and H. Sekiguchi, Rupture process of the 2008 Northern Iwate, intraslab,earthquake derived from strong motion records, submitted to BSSA, 2009.
修正内容:Suzuki, W., S. Aoi, and H. Sekiguchi, Rupture process of the 2008 Northern Iwate intraslab earthquake derived from strong-motion records, Bull. Seismol. Soc. Am., 99, 2825-2835, doi:10.1785/0120080331, 2009.
理由:当該論文が公表されたため。
対処方針:意見の通り修正
16.修正箇所:57ページ上から18行目(小泉委員)
顕著な電界変動をともなわない大きな電解変動が捉えられた。
修正内容:顕著な電界変動をともなわない大きな磁界変動が捉えられた。
理由:原案では意味が通らないため修正
対処方針:意見の通り修正
17.修正箇所:63ページ上から23行目(堀委員)
逆に震源域の応力が臨界状態に達していると動的破壊は加速され大地震に発展することが再現できた。また、2003 年十勝沖地震(M8.0)について、準静的応力増加-動的破壊伝播-地震波動伝播の連成シミュレーションを行い、理論的に予測された地震波形と実際に観測された地震波形が概ね一致することを示した(図6-1)(東京大学理学系研究科[課題番号:1502]、防災科学技術研究所[課題番号:3016]、Fukuyama et al., 2009)。
修正内容:逆に震源域の応力が臨界状態に達していると動的破壊は加速され大地震に発展することが再現できた(東京大学理学系研究科[課題番号:1502]、防災科学技術研究所[課題番号:3016])。また、2003 年十勝沖地震(M8.0)について、準静的応力増加-動的破壊伝播-地震波動伝播の連成シミュレーションを行い、理論的に予測された地震波形と実際に観測された地震波形が概ね一致することを示した(図6-1)(防災科学技術研究所[課題番号:3016]、東京大学理学系研究科[課題番号:1502]、Fukuyama et al., 2009)。
理由:より明確に課題番号、文献の引用を行ったほうがよいと考えるため。
対処方針:原案のまま
課題番号は、基本的に文末に記述する方針であり、読みやすさの観点からも原案のままとした。
18.修正箇所:66ページ下から1行目(堀委員)
Fukuyama, E., S. Aoi, C. Hashimoto, R. Ando, M. Matsu'ura, Simulation of earthquake dynamicrupture and ground motions for the 2003 Tokachi-oki earthquake, submitted to Bull. Seismol. Soc. Am., 2009.
修正内容:Fukuyama, E., R. Ando, C. Hashimoto, S. Aoi and M. Matsu'ura, Simulation of the 2003 Tokachi-oki, Japan, earthquake to predict strong ground motions, Bull. Seismol. Soc. Am., 99(6), doi:10.1785/0120080040, 2009 (in press).
理由:報告書提出時に投稿中であった論文が受理されたため。また、査読過程で、著者の順番およびタイトルが変更となったため。
対処方針:意見の通り修正
19.修正箇所:67ページ下から6行目(飛田委員)
紀伊半島半島沖
修正内容:紀伊半島南東沖
理由:誤字
対処方針:意見の通り修正
20.修正箇所:73ページ上から3行目(堀委員)
基盤的調査観測としての地震及びGPS連続観測網
修正内容:基盤的調査観測計画の下で整備が進められた地震及びGPS連続観測網等
理由:「地震に関する基盤的調査観測計画」(平成9年8月29日地震調査研究推進本部)に基づくものであるため、文意を正確にした。
対処方針:意見の通り修正
21.修正箇所:73ページ上から5行目(堀委員)
必須なもの
修正内容:不可欠なもの
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
22.修正箇所:73ページ下から6行目(堀委員)
Hi-netの高感度地震データ
修正内容:Hi-net等の地震観測データ
理由:用いているのはHi-netデータだけではないため。
対処方針:意見の通り修正
23.修正箇所:73ページ下から5行目(堀委員)
Hi-netの高感度加速度計から得られるデータを用いて
修正内容:また
理由:超低周波地震解析システムで用いているのはHi-netの高感度加速度計データだけではないため。
対処方針:意見の通り修正
24.修正箇所:74ページ上から27行目(西澤委員)
全国28カ所で潮位観測
修正内容:全国20カ所で潮位観測
理由:験潮所の減による修正。
対処方針:意見の通り修正
25.修正箇所:74ページ下から12行目(土井委員)
各機関が所有する177箇所の潮位データ
修正内容:各機関が所有する176箇所の潮位データ
理由:気象庁の71地点には南鳥島が含まれているが、データ伝送の都合により南鳥島の観測値は防災情報提供センターHPでは公開していない。
防災情報提供センターHPでは現在、気象庁70箇所+関係機関106箇所、合計176箇所のデータを公開している。
対処方針:意見の通り修正
26.修正箇所:74ページ下から10行目(飛田委員)
国土地理[課題番号:6013]
修正内容:国土地理院[課題番号:6013]
理由:脱字
対処方針:意見の通り修正
27.修正箇所:75ページ下から12行目(小泉委員)
地震による揺れにより
修正内容:地震の揺れにより
理由:文言の適正化
対処方針:意見の通り修正
28.修正箇所:76ページ上から4行目(飛田委員)
牡鹿地区、大阪湾地区、室戸地区で
修正内容:牡鹿地区、三浦東地区、首都圏・神奈川地区及び室戸西地区で
理由:昨年度の地区名のままであるため、平成20年度年次報告書【機関別】6014の内容に修正。
対処方針:意見の通り修正
29.修正箇所:77ページ下から13行目(小泉委員)
16 点の地下水等観測網が構築し、モニタリングを実施している
修正内容:現地の研究機関が、日本からの技術移転等によって16 点の地下水等観測網を構築しモニタリングを実施している
理由:元の文章は主語が不明な上に、主語・述語の関係がおかしかった。修正案では主語を明確にし、かつ日本の貢献を明確にした。また、不要な読点を省いた。
対処方針:意見の通り修正
修正意見なし
30.修正箇所:1)90ページ上から20行目(飛田委員)
不可欠なものとなっている(国土地理院, 2008)
2)92ページ上から18行目(飛田委員)
国土地理院,2008, 地震予知連絡会会報Vol.79 巻(171-173)2008.2, 7-13, 11-3.
修正内容:1)不可欠なものとなっている(国土地理院, 2008, 2009)
2)国土地理院,2008, 地震予知連絡会会報, 第80巻, 578p.
国土地理院,2009, 地震予知連絡会会報, 第81巻, 605p.
理由:昨年度の文献が引用されていたため。
対処方針:意見の通り修正
31.修正箇所:1)90ページ下から14行目(飛田委員)
(国土地理院[課題番号:6027])
2)92ページ下から14行目(飛田委員)
森真希子,加藤照之,古屋正人,落唯史,宮崎真一,青木陽介,2008, SAR データに基づく2007年4 月1 日ソロモン諸島地震(Mw=8.1) の震源過程, 日本地球惑星科学連合大会,D205-011.Munekane, H., Y. Kuroishi, Y. Hatanaka, and H. Yarai, 2008, Spurious annual vertical deformations over Japan due to mismodelling of tropospheric delays, Geophys. J. Int., 176, 831-836.
修正内容:1)(国土地理院[課題番号:6027]、Munekane et al., 2008)
2) Munekaneの前で改行
理由:参考文献リストに含まれているので、本文で引用。
参考文献の編集ミス。
対処方針:意見の通り修正
32.修正箇所:1)90ページ下から10行目(飛田委員)
平成19年能登半島地震(M6.9)、平成19 年新潟県中越沖地震、2007年ソロモン諸島地震に伴う地殻変動などが検出された(雨貝・他, 2008、鈴木・他, 2008、Aoki et al., 2008a,b、森・他, 2008)。平成20 年岩手・宮城内陸地震では、広域に高密度な地殻変動をとらえ、震源断層の形状や断層面上の滑り分布の推定に利用された(図9-5)(国土地理院[課題番号:6022])
2)91ページ参考文献(飛田委員)
雨貝知美・和田弘人・藤原みどり・鈴木啓・飛田幹男・矢来博司, 2008, 衛星合成開口レーダーを用いた平成19 年(2007 年)能登半島地震に伴う地殻・地盤変動の検出,国土地理院時報.
鈴木啓・雨貝知美・藤原みどり・和田弘人・飛田幹男・矢来博司(2008):衛星合成開口レーダーを用いた平成19 年(2007 年)中越沖地震に伴う地殻変動の検出,国土地理院時報.
修正内容:1)2007年新潟県中越沖地震、2007年ソロモン諸島地震に伴う地殻変動などが検出された(鈴木・他, 2008、Aoki et al., 2008a,b、森・他, 2008)。2008年岩手・宮城内陸地震、2008年中国・四川地震では、広域に高密度な地殻変動をとらえ、震源断層の形状や断層面上の滑り分布の推定に利用した(図52、図53)(国土地理院[課題番号:6022、6030]、雨貝・他, 2008、国土地理院, 2009b)
2)雨貝 知美・鈴木 啓・和田 弘人・藤原 みどり・飛田 幹男・矢来 博司, 2008, 衛星合成開口レーダーを用いた平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う地殻変動の検出, 国土地理院時報, No.117, 15-20.
鈴木啓・雨貝知美・藤原みどり・和田弘人・飛田幹男・矢来博司(2008):衛星合成開口レーダーを用いた平成19 年(2007 年)中越沖地震に伴う地殻変動の検出,国土地理院時報, No.114, 47-53.
(参考文献・図を追加)
国土地理院, 2009, 中国・四川省の地震, 地震予知連絡会会報, 第81巻, 578-581.
図53:平成20年中国・四川地震に伴う地殻変動分布。「だいち」SAR干渉画像。この干渉画像から、1)龍門山断層帯で大きな地殻変動が生じたこと、2)震源断層の長さは約285kmであること、3)断層運動は右横ずれ成分を含む逆断層型であること、4)北西側でローブ(lobe)状の干渉縞が数箇所見られ、断層面上のすべりが不均質であったこと、等が判明した。(国土地理院[課題番号:6030])
理由:能登半島地震の論文は2007年に出版されたもので、かつ既に昨年度年次報告書【項目別】に掲載されている。一方、岩手・宮城内陸地震の論文が抜けている。
鈴木の論文は巻号を追加。また、四川地震を本文と参考文献に追加。
対処方針:意見の通り修正
33.修正箇所:1)90ページ下から5行目(飛田委員)
水蒸気遅延等、大気補正が
2)90ページ下から4行目(飛田委員)
国土地理院[課題番号:6022]
修正内容:1)大気遅延や衛星軌道の補正が
2)国土地理院[課題番号:6032]
理由:より適切な表現とするため
対処方針:意見の通り修正
修正箇所:(概要)7ページ下から11行目
(本文)73ページ下から12行目(飛田委員)
リアルタイムで取得可能になったGEONETの1秒毎のデータを利用し、震源断層の即時解析手法の開発を進めた。60点の電子基準点の同時解析が可能となり、平成20年岩手・宮城内陸地震等に適用したところ、震源断層モデルの推定に耐えうる精度の地殻変動が地震後10分以内に得られることが確認できた。
修正内容:リアルタイムで取得可能になったGEONETの1秒毎のデータを利用し、震源断層の即時解析手法の開発を進めた。事前に設定した60点の電子基準点のリアルタイム解析を可能とし、気象擾乱時等を除きM7程度の地震の震源断層モデル推定に耐えうる精度の地殻変動を地震後10分以内に得るための基礎技術を確立した。
理由:原案の事実に間違いはないが、以下に示した条件が省略されており、誤解を与える恐れがあるので、より適切な表現にするため。
1)設定した地域内の地殻変動のみが得られる。
2)S/Nが小さい(気象擾乱、上空視界)と地殻変動が得られない。
3)リアルタイムデータフォーマットがRTCMからBINEXに変わると、構築したシステムの変更が必要になる。
4)確認したのは、リアルタイム解析でなく後処理解析である。より適切な表現とするため
対処方針:
研究開発局地震・防災研究課