資料2-2 海洋生物委員会の今後の進め方について

平成23年1月13日
海洋開発分科会
海洋生物委員会

【検討内容】

 近年、我が国の海洋生物資源の確保に関した問題意識が高まっている。例えば、2010年3月には、ワシントン条約締約国会議でクロマグロの国際取引禁止が議論されるなど、気候変動や乱獲等による海洋生物資源の枯渇が懸念されている。また、昨年は、我が国の近海が世界で最も豊かな生物多様性を有していることが明らかになるとともに、生物多様性条約会議が愛知県名古屋市で開催されるなど、海洋生物多様性への関心も高まっている。しかし、海洋生物に関する共通基盤的な研究開発は、十分には行われてきていない。

また、文部科学省では、平成23年度新規予算として、競争的資金「海洋生物資源確保技術高度化」にて海洋生物の生理機能を解明し、革新的な生産につなげる研究開発や海洋生物の正確な資源量予測を行うための生態系を総合的に解明する研究開発を実施するための経費を政府予算案に計上している。

 以上を踏まえ、海洋科学技術の振興の観点から、海洋生物に関するどのような課題を、どのように推進するべきかについて検討する。

【海洋生物委員会における検討の進め方】

1月18日    第1回開催  検討の進め方、海洋生物多様性について議論

2月~4月  1~2回程度開催    ヒアリング等を行いながら海洋生物に関する研究の在り方について議論

4月~5月  1~2回程度開催    「海洋生物に関する研究の在り方」(仮)の取りまとめに向けた議論

6月        「海洋生物に関する研究の在り方」(仮)を取りまとめ

【「海洋生物資源確保技術高度化」の公募の進め方】

  • 「外部評価委員会」委員の任命
  • 第1回 「外部評価委員会」開催、公募要領案について議論
  • 第2回 「外部評価委員会」開催、公募要領決定
  • 公募開始

 

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研究開発局海洋地球課

-- 登録:平成23年02月 --