5.社会との関わり等

(1)研究成果の発信

 統合総括班の基に設置する、がんの統合的推進委員会において総括的に行う。
 すなわち、国際・国内セミナー、シンポジウムの開催などを総合的に推進する事務連絡センターを設置する。現在の「がん特ニュース」を基本とし、お互いの意見交換なども可能とするような工夫を加えて行く。また、領域間の壁をなくすよう、相互連携を深めるようなシステム(例えばホームページなど)を開設する。さらに、日本癌学会や日本癌治療学会との一層の連携を図る。さらに他の研究領域との連携シンポジウムなどの積極的に開催し、成果を幅広く生命科学・医学研究者にも発信していく。社会への還元については、がんに対する一般の理解を深めるための講演会の開催や、ホームページの作製やマスコミなどへの広報活動を通して、がんに対する理解と成果の重要性を認識してもらうよう努力する。また、次世代におけるがん研究の学問的重要性や社会へ責務についての理解と関心を深めるため、セミナーや教科書的パンフレットなどを通して、中等・高等教育のなかにも活かせるような努力をする。

(2)国際交流

 がんの交際交流もがんの統合的推進委員会において総括的に行う。2国間シンポジウムの開催や研究者の海外派遣などについても具体策を検討する。また、特に海外からの研究者の招聘(PDを含む)をより増やせるようなより魅力的な仕組みを検討する。米国をはじめとする国外のがん研究体制やがん学会との緊密な連携を図る。

お問合せ先

研究振興局振興企画課学術企画室

(研究振興局振興企画課学術企画室)