資料1-2 大強度陽子加速器施設評価作業部会(第3回)後にいただいた質問・意見等および回答

科学技術・学術審議会
大強度陽子加速器施設評価作業部会


※本資料は、第3回作業部会の後、各委員から寄せられた質問・意見等に対して、J-PARC側の回答を事務局にてまとめたもの。

1. J-PARC に対する質問

●住吉委員より
⇒当初のハドロン実験施設には、テストビームラインの建設が検討されていたが、現在、全く議論されていない。テストビームラインは検出器の開発、そして学生の教育に非常に重要であり、早期の建設が望まれるが、どのように考えられているのか?

(答)
ハドロン実験施設でのテストビームラインはJ-PARC の計画当初から検討されています。利用運転のビームのパワーがまだ低かった時期(~2013 年)は、実験ホール南側の荷電粒子ビームラインをテストビームラインとして運用していました。ホール北側の上流部に小規模のテストビームラインと実験エリアを新設する案も策定しています。テストビームラインが非常に重要であり、ユーザのさらなる拡大にもつながることは認識しております。できるだけ早期に実現させたいのですが、ユーザからの要望に応えるために、運転経費と運転時間の確保を優先にしているのが現状です。

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