参考資料2 共同利用・共同研究拠点に関する作業部会における共同利用・共同研究拠点の在り方に関するこれまでの意見(※研究環境基盤部会での議論に反映)

■共同利用・共同研究拠点の意義・役割

 ○関連分野の中核的な研究機関としての意義役割

  ・通常の共同研究ではなく、共同利用・共同研究だからこそできる研究や成果について、わかりやすく示すことができたらよい。それができると国民にも共同利用・共同研究の意義や役割についてよりわかってもらえると思う。
  ・拠点の制度面として、認定基準の見直しや国及び大学から拠点への財政的支援の在り方を改善すべきではないか。

 ○各大学に設置されている研究所としての意義・役割

  ・研究所自身の研究活動と拠点としての活動に大きなギャップがある拠点があり、その違いを明確に意識すべきではないか。

■共同利用・共同研究拠点の整備

 ○共同利用・共同研究拠点の整備状況

  ・(拠点数が増加すると)全共予算の増加がない中、予算が薄撒きになってしまい、世の中に役立つものが出づらくなってしまう。どこに焦点を置くかが大事ではないか。
  ・今後全共予算を確保していく中で、こういった成果があるとアピールできるのであれば、拠点数を増加させることにはそれほどネガティブにならなくてよいのではないか。
  ・現在は1分野1拠点の制限はなく、今後拠点数が際限なく増加する恐れがあり、予算が有限な中、拠点の適正な規模について検討してはどうか。
  ・拠点制度ができ、量的拡大をしてきたが、量から質への転換期かもしれない。
   基本的な考え方(「学術研究の推進体制に関する審議のまとめ(報告)」(平成20年5月27日科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会))を再度共有して、その実現に向けて推進すればよいのではないか。「審議のまとめ」の方針に沿っていない拠点については、認定しない、他の拠点との連携を進める、などをしてもよいのではないか。

 ○一分野多拠点とネットワーク型拠点の形成

  ・拠点の認定の在り方として、拠点間連携やネットワークの構築による国際展開、分野融合による新分野創成など、新たな拠点の認定を検討してはどうか。
  ・小規模の拠点の機能強化の観点から、他の拠点との連携の促進に向けた方策を検討してはどうか。

 ○新たな拠点の形成

  ・拠点の認定の在り方として、拠点間連携やネットワークの構築による国際展開、分野融合による新分野創成など、新たな拠点の認定を検討してはどうか。

■共同利用・共同研究拠点の機能強化

 ○共同利用・共同研究拠点の運営体制
 ○共同利用・共同研究の公募と参加する研究者への支援
 ○共同利用・共同研究拠点における人材の流動性と人材育成
 ○共同利用・共同研究に係る情報提供・研究成果の発信

   意見なし

 ○国際化

  ・全共予算(特別経費全国共同利用・共同実施分)は共同利用・共同研究を推進するに当たっての運営委員会の経費や研究者の旅費を措置するものである。
   拠点におけるグローバル化など、そのための予算措置がない中で推進していくのはそもそも無理ではないか。

 ○拠点間の連携等による拠点の活性化

  ・拠点が連携し、大型プロジェクトの企画・立案をすべきではないか。
  ・国立大学の拠点には、公私立大学の拠点にも利用の幅を広げるなど、公私立大学の研究者とも共同利用・共同研究を活発に行い、さらには連携することを検討すべきではないか。

 ○産業界との連携
 ○国による支援の在り方

   意見なし

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