6.その他

○ 研究成果の発信・共有においては、成果の表現、提供形式が多様化してきており、画像データや映像データ等、文字テキスト以外のマルチメディアでの流通が増加しつつある。電子ジャーナルについても、論文本文以外の図表やデータの蓄積、外部データベースとのリンク、動画等の活用などさらなる変化が見られることから、文字テキスト以外の学術情報への対応強化も必要になる。

〇 また、紙媒体のジャーナルに関しては、全国の大学図書館での所蔵状況については共同でデータが構築され広く利用されてきたが、電子ジャーナルに関しては契約条件や提供状況が複雑なため、それらの情報が共有されていない。利用者のニーズに合った適切な契約を結ぶためにも、各大学図書館における電子ジャーナルの提供状況と利用状況に関する継続的な統計の収集と分析を進めることが必要である。

○ 今後の作業部会における審議課題としては、アカデミッククラウド等の技術革新に伴って進められるビッグデータの流通や我が国を網羅する知識インフラの整備・活用を意識した学術情報基盤整備の在り方についての検討などが考えられる。

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