資料3－2　REI施策に関するWPI国際ワークショップの開催について

平成27年6月8日
研究振興局基礎研究振興課

 

1．概要

日時　：平成27年10月14、15日
        1日目　各国ゲストスピーカーによる講演
        2日目　REI施策（WPI含む）の将来計画に関するラウンドテーブルディスカッション
場所　：東京都内
主催者：日本学術振興会（JSPS）
※総勢100名程度を予定。

 

2．目的

WPIを含む主要国のREI施策（※）に関するノウハウ等を共有し、WPIを含むREI施策の将来計画について議論すること。
※Research Excellence Initiative（REI）施策
大規模かつ長期的な予算を、研究組織に集中的に助成することにより、非常に優れた研究成果を創出するための国際的研究ハブを構築することを目的とした施策である。一般的に、REI施策の予算は、研究設備・施設や海外からの優秀な研究者の雇用等の研究及び研究環境に関するものに使用される。REI施策の重要なミッションの一つは、世界中から優秀な研究者を惹き付けることである。2014年にOECDは各国のREI施策をまとめたレポートを公表した。
　例）ドイツ　エクセレンス・イニシアチブ（EI）
卓越した研究拠点の形成とドイツの大学の全体的な質の向上を目的として2006年に開始された。
1 大学院強化のためのgraduate schools（100～250万ユーロ/拠点/年）45拠点
2 研究機関、大学、企業の連携により作られた産学連携機関への助成を行うcluster of excellence（300～800万ユーロ/拠点/年）43拠点
3 国際的に「科学の灯台」と認識されるような一貫性のある戦略をもった大学への助成を行うinstitutional strategy（960～1,340万ユーロ/拠点/年）11拠点
という、目的と規模の異なる3つのプログラムにより支援を行っている。助成期間は5年間で、2012年に第2期が公募された。（第1期採択拠点にとっては第2期公募への採択可否が実質的な延長審査）

 

3．参加予定者（6月8日時点）

（1）講演者
・フランス　Torres Arnaudフランス国立研究機構Investment for the Future and Competitiveness Department ディレクター
・イギリス　Higher Education Funding Council for England （HEFCE）（講演者調整中）
・アメリカ　講演者調整中
・中国　　Luis C. Ho　カブリ天文学・天体物理学研究所（KIAA）所長
・ドイツ　Klaus von Klitzing　マックス・プランク研究所　固体物理研究部ディレクター（1985年、ノーベル物理学賞受賞）
・ドイツ　Inka Spang-Grau　ドイツ学術審議会Excellence Initiative プロジェクトマネージャー
・カナダ　Michele Boutin　Canada Excellence Research Chairs エグゼクティブディレクター