資料1-1 戦略目標等策定指針に係る主な意見

戦略目標等策定指針に係る主な意見

第1回及び第2回の戦略的基礎研究部会においては、「戦略的な基礎研究の在り方に関する検討会報告書」に記載された戦略目標策定指針を踏まえつつ、戦略目標等の策定手法の更なる高度化に向けて、主に以下の意見がなされたところ。

 

STEP1:基礎研究を始めとした研究動向の俯瞰


・計量書誌学的手法を用いた論文分析を経年変化も含めて行うべき
・ある領域の論文数が増加している際に参入してきている研究者の属性やジャーナルの種類についても分析すべき
・国際連携の観点から国別の研究動向についても分析すべき
・著名な会議における議題や発表題目についても考慮すべき

 

 STEP2:知の糾合による注目すべき研究動向の特定


・アンケートの回答がシーズ・ニーズのどちらを意識して回答しているのか明確にすべき
・国際連携により行うべきものであるかについて考慮すべき
・回答者の所属や分野バランスを考慮すべき
・情報科学技術など論文情報だけでは拾い上げることが困難な技術についても拾い上げるべき

 

STEP3:科学的な価値と社会経済的な価値の創造が両立可能な戦略目標等の決定


・医療従事者や社会科学・人文科学の研究者などより社会的課題や社会的責任投資について熟知する専門家が参画する形で目標の検討を行うべき
・分散的・多様な学理追求の研究を融合・統合しながら社会経済的な価値に結び付けるための観点を考慮すべき
・医療・健康分野については、よりニーズを重視した検討を行うべき
・将来における研究開発人材の需要についても考慮した上で検討を行うべき
・必要に応じてSTEP1の情報分析に立ち戻るべき

 

留意事項


・そこまではっきりとした出口が設定できないが重要な研究課題について考慮すべき
・プラットフォームとなり得る技術を生み出すことを考慮すべき
・どれぐらいのタイムスパンで社会経済的な価値と結び付くことを想定しているのか明確にすべき

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